水樹奈々「77歳を目指さなければと強く思った」 ライブは「とんでもなく細胞が活性化してる」4月に自身最長ツアー完走 新シングル「暁の星」発売
熱烈な虎党として知られる声優で歌手の水樹奈々(46)がパワフルな活躍を見せている。25年にアーティストデビュー25周年を迎え、4月には、前年12月から始まった海外公演を含む自身最長ツアーを完走した。21日に発売する新シングル「暁の星」にはこだわりの3曲を収録。「暁の星」はテレビアニメ「天は赤い河のほとり」の第2クールオープニングテーマとなるなど、注目の内容となっている。活躍が続く水樹に、エネルギッシュな活動の原動力を聞いた。
第一線を走り続けている。4月に自身最長となる約5カ月のツアーを完走。「こんなに長い期間、一つのテーマでライブを回るのが初めてだったので、無事に全てのステージを終えた達成感と喜びはひとしおでした」と充実の表情を浮かべ、「決意を新たに(名前にかけた)77歳を目指さなければと強く思った」と力を込めた。
9月には約7年半ぶり4度目のオーケストラライブを開催。そして、10月には新シングルで新たな魅力を届ける。表題曲「暁の星」はアニメ「天は赤い河のほとり」の第2クールオープニングテーマ。原作漫画は水樹も以前から読んでいた「少女漫画の金字塔」で、自身もウルスラ役の声を担当している。当初、アニメ制作陣からは「激しい曲」を要望された。だが、自身に届けられた世界観にぴったりな「暁の星」の音源に「一聞き惚れ」。要望から別の、大人な雰囲気漂う曲ができあがった。
ミュージックビデオ(MV)ではコンテンポラリーダンスに初挑戦。ライブの表現での振り付けはあっても、「自分の内側から湧き上がるものをほぼアドリブでダンスする」ことは未知の領域だった。緊張感や恥ずかしさはあったが、実際に踊ると、意外にも好感触だった。「初めてだからこそのがむしゃらな感じが、主人公・ユーリとすごくシンクロする」と、作品に寄り添ったMVが完成した。
同シングルには、「暁の星」含め3曲を収録。「Anchor Flame」はテレビアニメ「魔法少女リリカルなのは EXCEEDS Gun Blaze Vengeance」の挿入歌。物語の盛り上がりでかかる情熱的で鬼気迫る楽曲となり、こちらも「バトルシーンがパッと頭の中に浮かんだ」と「一聞き惚れ」だった。
「激しく、ギリギリの高音がずっと続く」ためレコーディングには苦戦。その中で「ギリギリの戦いを繰り広げる主人公たちの気持ちととてもリンクするんじゃないかな」と思いを注ぎ込んだ。
また「カレイドスコープ」は「1曲目、2曲目で胸が苦しくなるところを、ちょっと緩めていただける曲」だ。ライブで水樹のバックバンドを務めるチェリーボーイズが収録に参加し、「秋のちょっと人肌恋しくなってくる季節に聞きたいラブソング」に仕上がった。
どんな活動にも真摯(しんし)に、全力で向き合っている。これだけエネルギッシュに走り続けられるのはファンからの声援が「動力源」となり、「無限にパワーが湧いてくる」から。特にファンと作り上げるライブの空間は特別だ。「とんでもなく細胞が活性化してると思うんです。とんでもないエネルギーが湧いてるんですよ。ビリビリ振動して活性化してるんじゃないかって」と、笑いながら明かす。
27周年を迎える27年は、7~10月のツアーも決定。「来年も皆さんにたくさんお会いできて、一緒に細胞活性化できるタイミングがありますので、ぜひ一緒に楽しい時間を過ごせたら」といい、「みんなで若返りましょう!元気になりましょう!」と呼びかけた。夢の77歳へ、これからも力の限り走り続ける。
◆水樹奈々(みずき・なな)1980年1月21日生まれ。愛媛県新居浜市出身。97年にゲームのキャラクターで声優デビュー。「NARUTO」など多くのアニメ作品に出演。2000年にはシングル「想い」で歌手デビュー。09年に声優では初めてNHK紅白歌合戦に出場し、14年まで6年連続出場を果たした。11年12月には東京ドームで、16年9月には甲子園球場で、いずれも声優では初となるライブを開催。特技は書道。大の虎党。
