北川景子が最狂の悪女に 名作戯曲「ヘッダ・ガブラー」で舞台初出演初主演 「今の段階では共感することが難しい」難役に挑戦
俳優・北川景子(40)が名作戯曲「ヘッダ・ガブラー」(来年2月19~28日、東京・東京芸術劇場プレイハウス)で舞台初出演にして初主演を務めることが8日、分かった。妥協の末に選んだ退屈な結婚生活と世間の目による閉塞感に苦しむ、誇り高き女性の破滅を描く物語。演じるのは“演劇史上最も危険なヒロイン”とも称され、自身も「今の段階では共感することが難しい」という難役。確かな演技力で幅広い人物を演じてきた実力派が、狂気をはらんだ悪女役に挑み、新境地を切り開く。
わが子を失い復讐に燃える母から、2人の子供のためにドラッグの売人となる危険な母まで、次々と衝撃の母親像を怪演してきた北川。今度は、ゆがんだ支配欲と退屈に駆られる、最狂の悪女へと変貌を遂げる。
物語は19世紀ノルウェーが舞台。北川演じるヘッダは「女版ハムレット」と位置づけられる程、演劇史に名を刻むヒロインとして知られている。
将軍の娘として気高く育てられたヘッダは、プライドが高い一方で、世間の目を恐れる臆病さも併せ持つ。父親の死により後ろ盾をなくしたことから、妥協の末に手堅い学者の妻となることを選択。しかし、愛のない結婚生活の息苦しさと退屈さから不満を募らせ、次第に「他人の運命を支配したい」という歪な衝動に駆られていく。
デビュー23年にして初舞台に挑む北川は、そんなヘッダを「一言で言うと気難しい人です」と表現。「自由に生きたいのに、その術を知らない悲劇的な女性です。自由への強い憧れと、退屈への強い嫌悪を持ち、強そうに見えるけれど、実は社会や他人の目に縛られている。自分の人生を自分以外の人に決められたくない、自由になりたい。でも自由になるための方法も勇気も持てない。だから他人を支配することで、自由を感じよう」と人物像を分析した。
一方で、「今の段階では共感することが難しい」と率直な胸中も吐露。「稽古を重ねて役を深めて行きたいです」と難役への意気込みを語った。
また夫・イェルゲン役の渡部豪太をはじめ、佐津川愛美、章平、彩吹真央、勝村政信と、北川を取り巻く共演陣も発表された。
