「週の半分は人工透析」左足切断のハチミツ二郎 医師から3回宣告も「そもそも長生きを望んでない」一世一代のプロジェクト発足 理想の最期
お笑い芸人・ハチミツ二郎(51)がこのほど、都内で「ハチミツ二郎の死ぬまでにやりたいこと」プロジェクトの旗揚げ会見を実施。自身のファンでもある吉本興業社員の「二郎さんに遅すぎた恩返しがしたい」という思いで始動した企画。度重なる大病や左足を失った経験でさえ笑いに変えてきた二郎が、欲望をかなえながら一世一代の笑いを体現する。医者から3度「死」を告げられても乗り越えた中「そもそも長生きを望んでない」。理想の最期を明かしつつ「笑かしにいきます」と今後の人生への覚悟も示した。
日本一笑えない状況に立たされた芸人が「死すら笑いに変える」べく、最後の挑戦を始める。
電動車椅子に乗って登場した二郎は、「医者から3回も『今日死ぬ』と言われた身としては、もう死ぬまでにやりたいことが始まってる」と強調。人工透析で「週の半分は身動きが取れない」という中で、「断る理由もない」と挑戦を決めた。
企画は地元・青森で東京ダイナマイトに出会い「いつか一緒に仕事をしたい」と吉本入りした山岸未歩氏が立案。番組企画コンペ「クリエイターズ・グランプリ」では優秀賞に選出されるも、制作費1000万円が贈られるグランプリには届かず、一度は頓挫した。
だが山岸氏は諦めず、来年1月からBSよしもとでの制作・放送を実現。10月1日からは、夢をより多くかなえるためにクラウドファンディングも実施し、二郎の夢を一つずつ形にしながら準備から本番までをドキュメントバラエティーとして届けていく。
目玉は、二郎が遺影となり弔問に訪れる芸人仲間にツッコむ「コント生前葬」。「参列者は本当に葬式のつもりで来ていただいて」と予告。また「お世話になった人に会いに行ったりしていこうと思っている」と恩人への感謝も届ける予定で「ある超大物にもオファーしてます」と明かした。
急性心不全・呼吸不全での入院。新型コロナによる危篤状態、腎移植の不成功、敗血症性ショックを経て左足を切断。私生活ではリストラ・離婚を経験し、14歳の娘を育てるシングルファーザーは、「なかなか死なない」と笑い飛ばす。
その上で「『長生きするためには』とおせっかいなこと言ってくる人いるけど、元々望んでない」と言う。「50まで生きりゃ十分だと思って芸人をやってきた。50年を倍のスピードで生きてきたんで体感は104歳。だからそろそろ死ぬんじゃないですかね」と続けた。
現在最もやりたいのは「デッキチェアに寝そべり、両脇に4人ずつ並んだ美女に羽根の扇子であおがれてフルーツを食べさせてもらう」こと。「私の進退を懸けてやります。お金が集まれば、夢の8カ国の美女を両サイドに、安ければ国内のみということになります」と笑わせつつ、理想の最期も「源氏名しか知らない女性の家で死にたい」ニヤリ。欲望は全開だ。
先日、友人であるボクシング元WBC世界フライ級王者の内藤大助氏からは「なんだってできるよ二郎さん」と背中を押されたという。「そういう精神でいこうと思った。やろうと思えばなんだってできるんですよ」。死と隣り合わせになってなお、欲望の赴くままに自らの人生を輝かせる。
