ドリフ育ての親・井澤健さん死去 79年メンバーとイザワオフィス設立 番組制作でも手腕発揮 90歳・慢性心不全
ザ・ドリフターズのマネジャーを長年務めた、大手芸能プロダクション、イザワオフィスの会長、井澤健(いざわ けん)さんが20日、午後5時36分、慢性心不全のため、死去した。28日、同社が発表した。90歳だった。
葬儀は近親者のみで執り行い、故人の強い遺志でお別れの会などは行わず、公式HPでは「ご香典 ご供花等のご厚志につきましても固くご辞退申し上げます」としている。
1935年9月9日生まれ。渡辺プロダクションに入社し、ドリフターズのマネジメントを担当した。ドリフを国民的人気のお笑いグループに育てた。メンバーのいかりや長介さん、志村けんさん、仲本工事さん、高木ブー、加藤茶はそれぞれが一流コメディアンとなり、井澤氏は“ドリフの育ての親”として活躍した。
1979年にはナベプロを独立し、イザワオフィスを設立。ドリフメンバーやいしだあゆみさんが移籍した。その後も小泉孝太郎ら多数の俳優が所属している。
井澤氏はマネジメントだけでなく番組制作でも手腕を発揮した。「8時だヨ!全員集合」「ドリフ大爆笑」のほか「志村けんのバカ殿様」「加トちゃんケンちゃんごきげんテレビ」「志村けんのだいじょうぶだぁ」などドリフメンバーが出演する多くのバラエティー番組を創出。コンテンツビジネスの先駆けとなった。
1999年から2007年まで日本音楽事業者協会の第5代会長を務めるなど、芸能界に強い影響力を持った。2021年には息子の秀治氏に社長の座を譲っている。
