吉永小百合 映画出演125本目は“心の母”来秋公開予定「母の待つ里」浅田次郎氏原作は初出演「うれしくて舞い上がっています」
俳優の吉永小百合(81)が、映画「母の待つ里」(来秋公開予定)に主演することが27日、分かった。吉永にとって125本目の映画出演となる今作は、2022年に発表された浅田次郎氏の同名長編小説が原作。自然豊かな里で暮らす、傷ついた人々の心の母・藤原ちよ役を演じる。
吉永は「15歳で映画俳優になり、幸運に恵まれて、今日まで歩いて来ました。『母の待つ里』は私にとって125本目の映画です」と映画人生を振り返り、「浅田先生原作の映画に初めて出演させていただくことになりうれしくて舞い上がっています」と、「鉄道員(ぽっぽや)」や「壬生義士伝」など評価の高い映画化も多い浅田作品への出演を喜んだ。
演じるちよは、大企業の社長として孤独を抱える松永徹、定年と同時に離婚された室田精一、親を亡くしたばかりの医師・古賀夏生という人生に疲れた3人を故郷の母として温かく迎える役柄。
オファーを受けた時は前作「てっぺんの向こうにあなたがいる」の準備中で「原作を読み、ちよさんに憧れましたが、スケジュール的に無理なので、お断りしました」と断念したが、プロデューサーの「待つ」という言葉に「うれしかった。前作の終了後、改めて台本を読み、出演を決めました」と決意した。
メガホンを取るのは「老後の資金がありません!」や「九十歳。何がめでたい」など話題作が続く前田哲監督で、春夏編の撮影は岩手・遠野を中心に5月から行われ、7月にクランクアップ。秋冬編は来年1月に撮影を終える予定だ。
吉永は「とてもザックバランに何でもおっしゃってくださり、こんなこと言うと失礼かもしれないですけど、ちょっとおちゃめなところもおありになって、笑いあって楽しくやっております」と、前田監督との初タッグへの手応えを明かした。
脚本は米アカデミー賞外国語映画賞を受賞した「おくりびと」(2008年)の小山薫堂氏が担当。強力チームで、吉永の125本目を最高傑作に仕立てていく。
