河瀨直美氏が手がける「なら国際映画祭」で黒木瞳の監督作上映 「御巣鷹山」が舞台「みんなと共有したいという思いが出たのかな」
映画監督の河瀨直美氏(57)が25日、大阪市内で、エグゼクティブディレクターを務める「第9回なら国際映画祭2026」(9月19~23日、奈良市)の記者発表会を行った。
2010年から2年に1度行われる映画祭で、9度目の開催。本年度のテーマは「CROSS」。初日には、奈良・東大寺大仏殿前にレッドカーペットを敷く「祈りのレッドカーペット」が行われる。
「女優から監督へ」と題された特別招待作として、俳優の松田美由紀(64)、黒木瞳(65)の監督作品が上映される。
松田は短編映画「カラノウツワ」、黒木は常間地裕氏(29)との共同監督作「指飛行機の行方」を制作。21日に東大寺・金鐘ホールで上映され、舞台あいさつも予定されている。
河瀨氏は、黒木の作品について「今回は“ドキュドラマ”みたいな形。黒木さんが宝塚(歌劇団)時代に、同窓生だった方が、墜落した日航機に乗っていらっしゃって、御巣鷹山で眠られている。去年、事故から何十年かかって、黒木さんが御巣鷹山に登られて、彼女の追悼ができたというような思いをもってしたドキュメンタリーのようなフィクション映画」と説明した。
作品を見た河瀨氏は「『上映をしたいんだけど』という相談を受けた。同窓生がそういう事故に遭われたっていうのは、みんなの中にもすごく残っている。封印していたものが今、このタイミングで解放するというか、みんなと共有したいという思いが出たのかな…っていう感じです」と明かした。
