岸恵子さん逝去 01年「かあちゃん」で共演の原田龍二が悼む「ただただ優しい人」
戦後を代表する国際派の映画スターで、エッセイストやジャーナリストとしても多才な活躍を見せた俳優の岸恵子(きし・けいこ)さんが7日、老衰のため横浜市の自宅で死去していたことを19日、所属事務所が発表した。93歳。横浜市出身。葬儀は故人の遺志により近親者で行った。喪主は長女麻衣子(まいこ)さん。お別れの会は予定していない。岸さんの訃報を受けて、吉永小百合(81)らゆかりの俳優や映画監督の山田洋次氏(94)らが、唯一無二の偉大な足跡をしのんだ。
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俳優の原田龍二(55)もデイリースポーツの取材に応じ、岸さんを悼んだ。
岸さんとは市川崑監督の映画「かあちゃん」(2001年)で共演し「唯一無二の存在感があって近寄り難いイメージがあったんですけど、ただただ優しい人でした」と述懐。極寒の京都での撮影で、衣装が「ペラペラな一枚の浴衣と草履」で、泥棒役だったため「勝手に孤独感を感じていた」という。その中で岸さんから「あなたも暖をとりなさい」と火鉢の方に招いてもらったという。
岸さんとの共演はこの作品のみだったが、大女優の温かさに触れた原田。「共演して以来、一度もお会いしてないものですから、25年前の元気なお姿しか印象になくて。お具合が悪かったということも存じ上げなかったです」と声を落とした。
