吉永小百合 「母と暮せば」で息子役の二宮和也とは「親子のような関係で仲良し」長崎原爆の日に「この映画を思い出して」と平和願う
俳優の吉永小百合(81)と山田洋次監督(94)が9日、東京・新文芸坐で行われた「戦争の記憶と記録を語り継ぐ映画祭」内でトークショーを開催。長崎原爆の日であるこの日、戦争・原爆を題材にした映画「母べえ」「母と暮せば」が上映された。どちらも吉永が主演、山田監督がメガホンを取った作品であり、2人で平和を願った。
吉永は、原爆が投下された長崎を舞台にした映画「母と暮せば」(2015年公開)で、息子役の二宮和也と共演。「二宮さんと親子役をやって、それ以来親子のような関係でずっと仲良くしている」と話した。
戦争の残酷さと同作の内容を重ね合わせ、「本当にあのような青年がパッと居なくなっちゃったら、どんなに大変かと思います」と吐露。劇中で描かれた原爆投下のシーンも回想し、「人間ではなくなってしまう。兵器の恐ろしさをつくづく感じました」と声を詰まらせた。
二宮の演技が話題になると、「あの映画で音楽をつけられた坂本龍一さんが『二宮君って天才ですね』っておっしゃったんです。本当にそう思いますし、彼が演じたことで皆さんも胸に響いたと思います」と語った。
その上で、「またこの映画のことを思い出していただきたいですし、多くの人に再上映でみていただけたら」と訴えた。
山田監督は、「あのような若者が居なくなる悲しみを描くことって難しい。どうやって表現するか工夫を凝らさなくちゃいけない」と、作り手としての思いを述べた。
