デビューから20年 節目を迎えた佐々木希「人間って強くなるんですね」俳優として母として成長語る

 俳優の佐々木希(38)がデビュー20周年を迎えている。6月に10年ぶりとなるカレンダー「気まずいほど 佐々木希と目が合いすぎる日めくり」(ワニブックス)を発売し、俳優としてはSixTONESの松村北斗が主演の日本テレビ系ドラマ「告白-25年目の秘密-」(土曜、後9・00)に出演中。変わらぬ活躍を見せながら2児の母として育児もこなす佐々木に、20年の道のりを聞いた。

 突然のデビューから20年。節目を迎えた佐々木は感慨深げだった。これまでの道のりを「長すぎますね、20年って」と笑いつつ、「不思議と、あっという間だなと思うところもあります」と実感を語った。

 「デビューは急なことだった。『まさか自分がテレビの世界に』というか、芸能の世界に入るとは全く思ってなかった」。地元・秋田でのショップ店員時代にスカウトされたことが芸能界に飛び込んだきっかけだ。2006年3月に週刊ヤングジャンプの「ギャルコンJAPAN」初代グランプリを獲得し、一躍有名に。事務所も「何社からかお声をいただいた」と30分置きに顔合わせし、「一番アットホームで、一番リラックスできると思った」トップコートを選んだ。

 秋田から上京したが、当時は「追いつかない自分」に苦戦していた。「『まだ私田舎者で、東京になじめない』みたいなギャップはすごくありました。東京の人の多さにびっくりしますし、電車もあんなにギュウギュウに乗ったことない。(秋田は)そもそも1時間に1本しか走ってない」。一気に変わった世界への戸惑いは大きかった。

 人見知りにも苦戦した。ドラマの現場では前室でのおしゃべりが苦手で「『はぁ、どうしよう』ってずっと下向いてた。皆さん話に入れてくれたり、なんて気を使わせてたんだと(思う)」と苦笑い。ただ、20年を経て「人間って強くなるんですね。どんどんたくましくなっていきます」と精神面でも成長した。出演中のドラマ「告白-25年目の秘密-」では全く人見知りしていないという。

 ドラマは25年間片思いを続ける雪村爽太(松村)とヒロイン・野瀬麻里子(岡崎紗絵)を軸に、純愛、狂気、25年前に起きた事件の真相が交錯するラブサスペンス。佐々木は麻里子の秘書で、7歳の娘を育てるシングルマザーの竹田泉を演じている。

 役と自身は「子供を持つ親というのも一緒ですし、お姉さん的なアドバイスするようなところも、私も大切な人やお友達とかにはちゃんと本音を言うので似ている」と感情移入する部分が多いという。自然体の演技で視聴者を引き込んでおり、「秘書なんですけど、信頼関係がちゃんとある。仕事の休憩中は何でも言い合えるような、すごくくだけた関係性のメリハリがつくように演じています」とこだわりを明かした。

 プライベートでは2児の母。出産を経て「自分一人じゃないと責任を持つようになった」という。「子育て大変ですけど、楽しい」とうなずき、今後も「子育てとお仕事の両立は本当にやっていきたい」と力を込めた。

 芸能活動では「いろんな役をやりたいです。役は無限大だと思うし、お芝居でいろんな顔を見せられたら」と思い描く。特に興味があるのは「人間らしさがにじみ出るような役」だ。「20代はモデルの立場もあって、キラキラした役もあった。それもすごく楽しかったんですけど、人間のきれいなだけじゃない裏の姿とか、そういういい意味で人間らしいところ、黒さ、まあそれも人間だよなって思えるような役をやってみたいです」と理想を語った。

 新境地への意欲を抱えつつ、まずは今期のドラマで魅力を発揮する。「本当に展開がとんでもないことになっていて、考察は絶対楽しめると思う。私も台本もらうたびに『えー!』って声が出ちゃうぐらい」と熱弁。「『キュン』と『怖い』を同時に楽しめるってなかなかない。盛り上がってもらえたら」と呼びかけた。

 ◆佐々木希(ささき・のぞみ)1988年2月8日生まれ。秋田県出身。2006年3月、週刊ヤングジャンプの「ギャルコンJAPAN」初代グランプリを獲得。同年8月、ファッション雑誌「PINKY」の「第2回プリンセスPINKYオーディション」でグランプリ受賞。08年11月、映画「ハンサム★スーツ」で俳優デビュー。17年4月にお笑いコンビ・アンジャッシュの渡部建と結婚し、現在は2児の母。血液型AB。身長168センチ。

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