【フジ】佐藤二朗、橋本愛に謝罪 ドラマ巡るトラブル「環境を確保することは当社の責任」経緯説明も

 フジテレビは7日、公式サイトで声明を発表。4月期の同局系ドラマ「夫婦別姓刑事」の撮影中のトラブルについて経緯を説明し、W主演の佐藤二朗と橋本愛に対して謝罪した。

 同ドラマを巡っては、佐藤の橋本に対するハラスメント行為を2日発売の「週刊文春」が報じた。このことについて、同局は「当社から男性俳優の言動について、厳重注意を行うとともに、再発防止を求めたことは事実です」とした一方で、佐藤の所属事務所は「佐藤の言動がハラスメントにあたるものでないことは、専門家からの確認を受けています」などと反論していた。

 同局は声明で「関係者の心理的負担を可能な限り軽減し、安全に制作へ参加できる環境を確保することは当社の責任でありました」としたうえで「関係者の負担を十分に軽減することができなかったこと、また、当事者間の関係の修復に至らなかったことについて、心苦しく思っております」とした。

 同局の声明によると、佐藤は当初、橋本に対する演技上の配慮については知らされていなかったと説明。佐藤がアドリブ橋本の頰に触れるシーンの撮影後に、橋本の所属事務所社長の要請により、佐藤本人に「配慮事項」が伝えられたという。

 その後、同局のプロデューサーが橋本の所属事務所社長を交えた形で協議することを提案したが、その場が整う前に佐藤が橋本の楽屋を訪問。「演技に制限があるのであれば事前に言うべきである」と発言があったという。その後、橋本本人の申し出もあり、双方の所属事務所社長や現場マネジャーらを交えて改めて話し合いの場を設け、事前の承諾が必要な身体的接触の範囲について確認。合意に至ったという

 その確認後に、再度佐藤が「わだかまりを消したい」と橋本の楽屋を訪問。「演技の相手役に対し身体的接触に関する一定の制約を設けるのであれば俳優の仕事を続けるべきではない」などと伝えたとした。このやりとりに関して、同局のコンプライアンス部門の依頼を受けた外部弁護士が「ハラスメントと評価される」と見解を示したという。

 同局は撮影の中止も選択肢として具体的に用意していたという。ただ、橋本が撮影への強い意思が示されていたことに加え、佐藤側からも「制約下での演技を続けることは承服できない」といった意向が何度か示されたが、都度佐藤も思い直していたことから、撮影中止の判断には至らなかったという。

 同局は橋本および橋本の所属事務所に謝罪。そのうえで弁護士に相談しながら、橋本側と佐藤側の間に入り、一定の解決に向けた協議の仲介も務めてきたという。その協議の過程で佐藤側から橋本側に対し「謝罪したい」との意向も示されたが、最終的な合意に至らない中で、トラブルが公になったとしている。

 声明では、経緯を説明することについて「関係者のプライバシーや名誉に関わる事項を含むことから、当社としては、これ以上の二次被害を防止するにあたっては、本件に関する事実誤認や当社の対応について正確にお伝えすることが必要であると判断いたしました」と説明した。

 同局は最後に「作品を通じて皆さまに楽しみや感動をお届けしたいと願っており、これ以上、対立や傷つけ合いが広がる状況を望んでおりません」としたうえで「両俳優、両事務所との良好な関係を維持したいという思いに何ら変わりがなく、両俳優・両事務所との話し合いを継続し、本件の解決を目指してまいります」とした。

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