林家正蔵、落語協会新会長就任会見でこぶ平愛を激白「とてもいとおしい、だから誰にも継がせない」

 落語家の林家正蔵(63)が落語協会の第13代会長に就任し、30日に都内で就任会見を開いた。

 「私でいいのかなという思いもありました」という正蔵だが、晩年の古今亭志ん朝さんとの「ニコって笑って『こぶ、頼むぜ』っておっしゃってくださった言葉が今でも心に残っている。寄席を、落語を、お客さんを頼むぜってバトンを渡されたような気がします」という思い出と、歌舞伎俳優の坂東三津五郎さんからの「芸の神さまは何か授ける、断ったら罰が当たるよ」という言葉を挙げた。

 その上で「林家正蔵になりたかったか?こぶ平でテレビに出たかったか?落語家にはなりたかった。他の道は考えたことはない。それと同じで会長になりたかったか?と言われると、ならない?おやりなさい、と言われた声に従うという生き方をしてきました。芸の神様が目の前に置いてくれた物をお断りすることは失礼になるだろう、やるだけやってみようという気持ちで純粋に引き受けた」と胸中を説明した。

 林家こぶ平としてバラエティー番組で人気を博した時代を「こぶ平っていいですよね。育てたって感じがある、一緒に。バラエティーで皆さんかまってくださって、その間にいろんなお仕事をさせていただいて」と振り返り、「おかげで今でもこぶ平さんって。長く付き合ってた、でもお別れはしてない友だちのような、とてもいとおしい、だから誰にも継がせないという感じはあります」と愛着を語った。

 その後は林家正蔵を襲名して落語の道をまい進し、今回会長に就任。父の先代林家三平さん、母の海老名香葉子さんからなんと言われると思うか聞かれると「新聞的に『どーもすいません』って言った方がいいですか?」と笑わせつつ「兄さん方が(就任に)『おかみさんが生きてたらねえ』って言ってちょっと涙ぐんでたんですけど、おふくろが生きてたら、おやじが生きてたら、私が会長になるとは想像もしていないと思います」と、しんみりと語った。

 「会長になってもきっといろんな問題がある」としつつも「どんなことがあっても協会も落語家もなくならなかった。座布団一枚あればどこだってできるものですので、そこの芯にある落語魂はとても重要になる気がします」と指摘。

 新会長としての一文字に「愛」を挙げて「父親が好きだった言葉も愛で、自分の心が動くのは多分愛なんだと思います。落語愛、先輩に対する愛」と、愛ある会長を目指す姿勢を見せていた。

編集者のオススメ記事

芸能最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(芸能)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス