市川由紀乃が台湾文化祭開幕式で書家とコラボパフォーマンス 昨年がんから復帰、現在の体調も明かす

 歌手の市川由紀乃(50)が27日、東京・中野区役所で行われた「台湾文化祭」の開幕式で、日台友好を祈念して古代文字書家の竹本大亀氏とのコラボパフォーマンス「演歌と歌の饗宴」を披露した。

 市川は台湾文化祭のアンバサダーに就任。最新シングル「ちりぬるを」、2015年のシングル「命咲かせて」、台湾のレジェンド、テレサ・テンさんの「心が穏やかになったり優しい気持ちに包まれる大好きな曲」という「時の流れに身をまかせ」の3曲を歌唱するのに合わせて、竹本氏が「ちりぬるを」と「縁」を書き上げた。

 市川は竹本氏とのコラボに「このような機会は本当に初めてで、とても特別な時間を過ごさせていただきました。歌いながらも背筋がピンと伸びる思いと、表現するところはとても似ているところがあって、歌わせていただいていつもと違う感情が湧いてきた。ご縁はこうしてありがたくつながっていくんだなあ」と振り返り、「この空気をいろいろなところで皆さんに感じていただきたい」と、今後のコラボにも意欲を見せた。

 アンバサダー就任については、台湾を一度は訪れたが、仕事の会場と宿舎のみで「全然外に出られなくて台湾を感じられなかった」と心残りがあったという。「こうやってご縁をいただけたのは、頑張ってきて良かった。現地の皆さまとの交流、歌を聴いていただけたり、一緒に歌わせていただける時間があったらうれしい。歌を通じていろいろなことをお話ししたい。いろんな文化や歴史に触れたい」と、さらなる交流を期待した。

 市川は卵巣がんのため2024年6月に活動を休止し、2025年5月発売のシングル「朧」で活動を再開した。

 「ちりぬるを」は「復帰作からより元気になってお届けできる歌」だといい、現在の体調を「日に日に良くはなっていると思います。お休みの時はひたすら寝て、睡眠がチャージになっています。まだ抗がん剤の副作用が手足のしびれとか残っていますけど慣れてきて『今日もいい感じでしびれてるな』と楽しんで舞台に立っています。皆さまの前で元気な姿を見ていただけるのが毎日楽しい」と説明。

 「今、ストレスを感じることがあまりないかもしれない。いろんな悔しいこととか悲しいこととかがあったとしても、そういう感情を持てることが幸せだと思うので。過去はストレスを多少抱えていたかもしれないけど、いい経験というか、喜びがより強くなると思います」と、現在の心境を語っていた。

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