鳴海唯、俳優道まい進 同姓カップルのドキュメンタリー取材するディレクター役好演 医者、落語家、NASA職員…未経験の役やってみたい

 俳優・鳴海唯(28)が、未経験の役への挑戦に心を躍らせている。MBS制作のTBS系ドラマ「100日後に別れる僕と彼」(火曜、深夜1・26)で、同性カップルのドキュメンタリー取材をするディレクター役を好演中。制作側に立つ難しさに触れ「新しい試みが自分にできて、いい経験になった」と振り返り、今後も幅広いジャンルの役柄に挑戦したいと目を輝かせていた

 「100日後-」では番組作りに奔走する若手ディレクター役。制作側に回り、男性同士の同棲生活について嘘と本音を深く取材し、真実を撮ろうとする。

 「台本を読んですごいハッとさせられたというのが、最初の感想でした。単純に同性愛だけを描いた作品ではないので、キャストではあるけどキャストではないようなマインドで、同性愛者の2人にどう向き合えるかを常に考えていました」

 いわゆるBLドラマとは違う視点の作品。多様性とは何かを突きつけられ、深く考えた。「自分と違う価値観を持っている方がいるということの大切さを、頭ではなく心で理解する作品でした」。今後も俳優を重ねる上で、実りある作品となった。

 デビューから年を重ね、演技派として評価が高まっている。3月まで放送されたNHKドラマ「テミスの不確かな法廷」では初の弁護士役。目の前に広がる景色は「新鮮だった」という。

 年齢に見合う配役も受けるようになったことには「すごく幸運だと思います」と感謝しつつ「準備しないといけない事柄が増えてくるので年々、丁寧に取り組まないといけない責任感が大きくなっています」と変化を明かす。

 俳優として、挑戦し続けるマインドは失いたくないという。「自分の中で、大変な役柄に挑戦したい思いはあるんです。お医者さんも挑戦したいですし、今は落語家さんが関心を持っている職業です」と、未経験の役柄への渇望を口に。幼少期の憧れの職業はパン職人と宇宙飛行士だったといい「憧れていましたね。宇宙が好きだったので、NASAの職員の役とかもやってみたいな」と笑った。

 「100日後-」では「宝物みたいなセリフがいっぱいありました」と感謝。俳優としての成長につながったからこそ「未知の職業に挑戦させてもらえることは、知見も広がる。俳優という職業を通して社会を知るきっかけになる。前向きに挑戦したい思いはあります」とうなずいた。体験を重ね、俳優としての財産を積み上げていく。

 ◆鳴海唯(なるみ・ゆい)1998年5月16日生まれ、兵庫県西宮市出身。2019年、NHK連続テレビ小説「なつぞら」でテレビドラマ初出演。21年、「偽りのないhappy end」で映画初主演。23年、「どうする家康」で大河ドラマ初出演。25年の朝ドラ「あんぱん」などに出演。趣味は洋服、和菓子など。身長156センチ。

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