小林幸子 地元新潟で恒例の田植え 来春にも“幸子おにぎり”セブン-イレブンでお目見え
歌手の小林幸子(72)が19日、地元の新潟県長岡市・山古志地区にある「小林幸子田」で、山古志小学校の児童らとともに恒例の田植えを行った。故郷の農業支援のために立ち上げた「幸せプロジェクト」とセブン-イレブン、東京農業大学がタッグを組み、地方創生への新プロジェクトを始動することも発表。来春には小林の活動を起点に誕生した“幸子おにぎり”が、甲信越や北陸地区のセブン-イレブンでお目見えする予定だ。
大きな傷を負った故郷を温かさで包みたい-。その思いから、04年の新潟県中越地震の復興支援を目的として、06年に山古志地区での米作りを開始。20年以上の歳月を積み重ね、小林は「私は新潟市で生まれたが、第二のふるさとはここだと思う」と思いを強くした。
2年ぶりに、田植えを共に行う山古志小学校の児童たちによる「天神囃子(祝いの歌)」で迎えられた小林。ただ、今年は少し違った感慨がこみ上げた。参加したのは6年生が5人。下級生はいないため、学校の今後は未定となっている。
「もしかしたら、もう(歌を)聞くことがなくなってしまうとしたら寂しいなと思いながら聞いていた」。子供たちは震災を知らない世代にもなった。さまざまに時代の流れを感じつつ、それでも次代を担う子供たちの成長を一番に喜ぶ。
「この山古志小学校を誇りに思って巣立ってほしい。一緒に生きてきたことを、私自身も誇りに思っている」とエール。子供たちや地元の人たちと、終始笑顔が絶えない中で田植えは行われた。
積み重ねた年月は別れだけでなく、新たな脈動を生む。故郷の農業支援へ立ち上げた「幸せプロジェクト」とセブン-イレブン、東京農業大学がタッグ。新潟県内の中高生を対象にアイデアを募り、生徒考案のおにぎりが来年3月ごろから甲信越・北陸地区のセブン-イレブンで発売となる。
「今、私は“若い者には巻かれろ”って言葉がすごく好き。子供たちは良い感性を持っているので」という小林は、地方創生への新プロジェクト開始に「すごい楽しみ」と期待を懸ける。震災から22年。ただ、今後も復興の灯をともす歩みは、決して止めない。
