【ヤマヒロのぴかッと金曜日】憧れのレジェンドDJ「ヒロT」と「マーキー」。その素顔は…!(前編)
放送界に身を置いて40年ほどになるが、ラジオはというと、まだ13年のキャリアしかない。おかげさまで、少しはラジオパーソナリティーとして認知されるようにはなってきたが、まだまだ。自分のスタイルを確立したかと言われれば、未だ暗中を模索しております、ハイ。どの世界もそう簡単にやっていけるもんじゃない。
若い頃から憧れのディスクジョッキーがいた。ヒロ寺平さん(ヒロT)とマーキーさん(MARK’E 旧芸名・マーキー谷口)。1990年頃から、関西FMのツートップとして君臨し続けた二人。時間のある時や、休みの日には、それぞれの番組をず~っと聴いていた。
パーソナリティーをトーク主体、ディスクジョッキーを音楽主体とカテゴリー分けされることが多いが、FMのDJは両方を兼ね備えた人が多い。その関西の草分けがヒロさんとマーキーさんであることは間違いない。スタイルこそ全く違うが、二人に共通しているのは『人間臭さ』ではなかろうか。
ヒロさんとは「ちちんぷいぷい」(MBS)で何度も共演したが、物腰、品性、喋り口調からいつもたおやかさを感じていた。通常「たおやか」という言葉は女性に使うのだろうが、誰に対しても丁寧で、物静かな性格はその表現が一番しっくりくる。
それでいて、曲紹介の時の熱いハート、人生観、生き方を語る彼に誰よりも太い芯の通った男を感じさせてくれるDJなのである。数年前レギュラー番組を降板したのはポリシーを貫いたのが理由と聞いているが、それもヒロさん流の生き方を実践したからだと思う。
でも、彼の声を全く聞けないわけじゃない。不定期で放送しているNHK FM『ヒロTのポストカードミュージック』次回の放送は4月29日。ポストカード?そう、葉書にリクエストしたい曲と、その曲にまつわるメッセージを書いて送ればかけてくれるかも!「今日び(きょうび)ハガキって。笑笑」。彼のことを知らない人はそう言うかもしれない。いやいや、それこそが「ヒロ寺平」のラジオなんです。
いつだったか、リトルグリーモンスターの大阪城ホールでのライブに私がギターで参加したとき、それをスタジオで見ていたヒロさんから『肩の力の抜けた、エエ音出してはりましたね~』とのメッセージをいただいたことがある。誰よりもたくさん音楽を聞き続け、かつてはギターの製作会社に携わったこともあるヒロさんからの言葉は、私の宝物だ。
そしてもう一人のレジェンド、マーキーさん。マーキーさんとは一、二度挨拶を交わしたくらいで、お話する機会はほとんど無かった。ヒロさんが『静の中の動』とするなら、マーキーさんは『いつも動!』というイメージか…。「とにかく賑やかな人やなぁ~」と楽しく拝聴していたら、先日マーキーさんのイベントにゲスト出演の話が舞い込んできた。
「何かの間違いでは? 24時間365日ロックンローラーを地で行くような感じの彼に、こんなフットワークの重い私がちゃんと絡めるの?」。そんなマーキーさんについて書くつもりが、ヒロさんの話で紙面が尽きてしまった。
ごめんね、マーキー。続きは来週、ということで!!
◇山本 浩之(やまもと・ひろゆき)1962年3月16日生まれ。大阪府出身。龍谷大学法学部卒業後、関西テレビにアナウンサーとして入社。スポーツ、情報、報道番組など幅広く活躍するが、2013年に退社。その後はフリーとなり、24年4月からMBSラジオで「ヤマヒロのぴかッとモーニング」(月~金曜日・8~10時)などを担当する。趣味は家庭菜園、ギターなど。
