宝塚 月組「RYOFU」トップ鳳月杏、史上最強の武将・呂布で圧倒的殺陣披露

 宝塚歌劇団月組公演「RYOFU/水晶宮殿(クリスタルパレス)」が4日、宝塚大劇場で初日を迎えた。

 「三国志」の中で史上最強の武将、かつ裏切り者として有名な呂布の生涯を宝塚らしく描いた作品。呂布は虐げられた階層の生まれながら武人としてのし上がり、裏切りに次ぐ裏切りで武将としての栄光を手にする。トップスターとしては珍しい悪役となった。鳳月杏は殺陣や裏切りの高揚感と、愛に目覚め、それまで知らなかった感情へのおののく様を丁寧に演じた。

 172センチと長身で手足の長い鳳月は、武具や方天画戟(ほうてんがげき)と呼ばれる槍状の武器も持つ姿がよく似合う。前作の「侍タイムスリッパー」に続いての殺陣シーンとなるが、日本刀とはまた違った殺陣に。戦のシーンでは斬って突いて斬って突いてと、敵軍兵士を倒しまくりでカタルシスが得られるほど。

 事前の取材会で「これが『宝塚歌劇の三国志』と皆さまにお見せしたい」と語っていたとおり、愛に目覚めた後は、三国志といえ宝塚ならではの仕上がりとなった。

 トップ娘役の天紫珠李は呂布の妻になるも、数奇な運命をたどる雪蓮を演じた。三国志は男性中心の物語だが、宝塚ならではの愛の物語とあり、見せ場もたっぷり。優しくも芯が強い女性を作り上げた。

 鳳月を最も近い場所で支える風間柚乃は、芝居巧者だけに黒い役がよく似合う。台詞回しや表情はもちろん、所作の一つひとつにも8学年差を感じさせない、菫卓の大物感と冷酷さを漂わせた。

 菫卓を心酔する武将・李粛を礼華はる、側近の李儒を彩海せらが、適材適所で演じた。ショーのフィナーレでは礼華が肩両羽根、彩海が肩片羽根で大階段を降りていた。

 また今公演で退団する瑠皇りあ、羽音みかは新人公演主演、ヒロイン経験者とあって、芝居・ショー共に目立つシーンがあった。

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