元阪神エース・井川慶氏 銀幕デビュー 今年公開予定の映画「真昼の蜘蛛隠れ」 本人役で出演「普段とは違う自分を見て」

初の映画出演が決まった井川慶氏
現役時代の井川投手=01年
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元阪神エース プロ野球・阪神タイガースのエースとして沢村賞を受賞するなど活躍し、米大リーグ・ヤンキースでもプレーした本紙評論家の井川慶氏(46)が、今年公開予定の映画「真昼の蜘蛛隠れ」で銀幕デビューを果たすことが30日、分かった。業界を超えた異例の挑戦は、同作のメガホンを取る井坂優介監督(37)からのオファーで決定。主演は新進気鋭のイケメン俳優・松大航也(26)が務めることも発表された。今作はインディーズ作品で、クラウドファンディングを通じて製作費と宣伝費を募集するという。

 野球で日本の頂点を極めた天才サウスポーが、46歳にして新たな道へ踏み出す。初の映画出演となる井川氏は、主人公一家の近所に住む本人役で出演。「普段とは違う自分を、ぜひ映画館で見ていただけたらと思います」と呼びかけた。

 2003年には最多勝、最優秀防御率、最高勝率の“投手三冠”に輝き、沢村賞も獲得して18年ぶりのリーグ優勝に貢献した井川氏。それでも「映画への出演は初めての経験で、正直とても緊張しました」と撮影を回想。「野球とはまったく違う世界でしたが、ひとつひとつのせりふを必死に覚えて、家でも何度も声に出して練習しました。真剣に向き合った時間が画面に少しでも残っていればうれしいです」とうなずいた。

 異例オファーのきっかけは井坂監督だ。井川氏と同じ茨城県出身で、以前から交流があったという。井坂監督は「『より話題性のあるキャスティングができないか』と検討する中で、井川さんの存在が自然と思い浮かび、駄目元で出演のご相談をさせていただきました」と明かした。

 演技初挑戦ながら井川氏は出演を快諾。井坂監督は「撮影当初は、慣れない演技に戸惑い、せりふに苦戦される場面もありましたが、後日、井川さんから携帯のボイスレコーダーで録音した自主練習の音声が送られてきました」と演技にも“全力投球”だった様子を説明。「井川さんご本人の魅力が自然と表れた、良い芝居に仕上がったと感じています」と太鼓判を押した。

 今作は「家族」「絆」をテーマにし、ミステリアスや怖い雰囲気がありながらも、最後は人間愛に胸が打たれる密室オカルトミステリー劇。松大は今作が初の主演映画となる。「身の引き締まる思いで挑ませていただきました」といい、「現実や非現実、サスペンス、ミステリー、さまざまな模様を描きながら家族愛のある温かい作品」と紹介。「この作品がより多くの人に届いてほしい」と訴えた。

 ◇井川慶(いがわ・けい)1979年7月13日生まれ。茨城県出身。現役時代は左投げ左打ちの投手。水戸商から97年度ドラフト2位で阪神入団。06年オフにポスティングシステムで米大リーグ・ヤンキース入団。12年にオリックスでNPB復帰。15年退団後、17年に独立リーグのBFL兵庫でプレーし同年オフ退団。NPBでは03年にMVP、ベストナイン、沢村賞など七冠。NPB通算219試合で93勝72敗1セーブ、防御率3.21。

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