林家一門を束ねた海老名香葉子さん死去、92歳 長男・林家正蔵【全文】「終戦からの激動の時を強く生きてきました」
「昭和の爆笑王」と呼ばれた初代・林家三平さんの妻でエッセイスト、絵本作家としても活躍した海老名香葉子さんが24日午後8時38分、老衰のため亡くなった。92歳。東京大空襲で両親、長兄、次兄、弟、祖母の家族6人を亡くし、生涯をかけて、平和を訴え続けた。
故人の遺言により、家族葬が29日に執り行われ、長男で落語家の林家正蔵が喪主をつとめた。来年1月9日にお別れの会が開かれる。公式サイトには「喪主よりご挨拶」とメッセージが掲載された。【以下、全文】
母 香葉子 クリスマスイヴの晩
穏やかに旅立ちました
終戦からの激動の時を強く生きてきました
根っからの江戸っ子
情に厚く 涙もろく 真っ直ぐな気性
九十二歳の大往生でした
生前 ご厚意を賜り心より感謝いたします
喪主 林家正蔵
