にしたん西村サンタ イモトアヤコともらい泣き→病の娘2人を育てるシングルマザーにクリスマスプレゼント→医療スタッフも帯同する旅行に母子が涙

 「にしたんクリニック」や「イモトのWiFi」などを手がけるエクスコムグローバル株式会社の西村誠司社長が25日、TikTokに新規動画を投稿。病を抱えた子供2人を育てるシングルマザーにクリスマスプレゼントとして旅行を贈った。医療スタッフもアテンドすることを約束し、母と子は感激の涙。西村氏も、同行したイモトアヤコももらい泣きした。

 にしたんクリニックが障がい者支援動画プロジェクト「964万7千分の一」YouTubeチャンネルの制作を支援しており、その作品のひとつ「【心臓と重度のてんかんを持つ子どもたち】二人の娘を育てるママの一日に密着」を見た西村氏が感銘を受け、サンタとなって母子を訪問することを決めた。田中佳世さん(49)には2人の娘がいる。優音(ゆな)さん(16)と笑舞(えま)さん(11)。優音さんはダウン症で生まれ、重度の心臓病を抱えている。笑舞さんは世界的にも珍しい希少難病「SCN8A」を抱えている。

 西村氏はサンタ姿。イモトはトナカイの着ぐるみを着用した。西村氏は冒頭で「ここ3~4年、障がいを持つお子さまとご家族のドキュメントを月1本ペースで撮ってきた。僕の思いは“分け隔てなく共生できる社会を作りたい”ということ」と健常者と障がい者の垣根を取り除きたいと語った。田中さん一家の動画を見て心を動かされ、「この家族に会ってみたい、そして何かプレゼントを渡したい」と強く思ったことを明かした。

 西村氏は「お母さんには僕が行くことは伝えているけど、イモトさんが来ることは伝えていない。リアクションがなかったらちょっと怖い」と不安を漏らし、イモトも「ドキドキしてきた」と緊張しながら出発した。到着し、玄関ドアが開くと西村氏は「どうもこんにちは!にしたんサンタです」と迎えてくれた佳世さんと優音さんに挨拶。「今日はトナカイも連れてきました。呼んでいいですか?」と問いかけ、イモトが登場すると佳世さんと優音さんは「えっ…えっ…!」と驚きながら大喜び。十分なリアクションに西村氏もイモトもホッとした表情を浮かべた。

 室内では、妹の笑舞さんがサンタ衣装だったことに西村氏が「僕とおそろいじゃん!」と感激。優音さんは西村氏に「めっちゃイケメン」と発言して、西村氏が驚くなか一同爆笑した。

 西村氏は旅行プレゼントのパネルを示し、「田中ファミリーの動画は本当に感動した。動画の後半で“旅行に行っていろんな経験をさせたい”とお母さんが言っていた。だから、クリスマスプレゼントとして旅行を贈らせてください」と伝えた。優音さん、笑舞さんとも病気を抱えていることから西村氏は「医療関係者やケアスタッフなど帯同する体制も含めて、すべてこちらで手配します。安心して行きたい場所へ旅行してほしい」と説明し、母子は拍手と歓声で「嬉しい!!!」「と西村氏の思いやりあふれる心のこもったプレゼントに涙ぐんだ。

 西村氏は「動画を見て、旅行どころか、お母さんが5分や10分シャワーに行くことすら“何かあったら呼んでね”と言って気を張って世話をしている。その深い愛情が本当にすごいと思った」と話し、佳世さんは涙ぐんだ。西村氏が「このTikTokを見ている方へ伝えたいことはありますか?」と問いかけると、佳世さんは「障がいがあると“かわいそう”と決めつけられるのが嫌で」と率直に話した。西村氏は「分け隔てなく、人としてみんな一緒。それも個性として自然に接してほしい」と視聴者に呼びかけた。

 旅行先について佳世さんが「温泉にゆっくり浸かりたい」と話すと、イモトは「お風呂の時間も全然ないっておっしゃってましたもんね」と共感し「おすすめの国を言いましょうか?私122カ国行ったので!」と提案した。佳世さんは「人生にこんなことが起こるんだなって」と涙をぬぐった。優音さんが動物に興味があることを明かすとイモトは「ケニアは?」と勧めた。最後は全員で「メリークリスマス!」と掛け声をし、訪問が終わった。

 西村氏は訪問後のエンディングで「ダウン症のお子さんに直接会うのは初めてだったけど、驚くほどピュアでびっくりした。健常者と分け隔てなく接してほしい。共生できる社会を本気で目指したい」と熱く語った。

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