国民・玉木代表、生出演で178万円の壁引き上げの内幕明かす 最初の自民党案は年収300万「さすがにこの内容では…」決裂覚悟
国民民主党の玉木雄一郎代表が22日、TBS系「ひるおび!」に生出演。178万円の壁引き上げ交渉の内幕を振り返った。
玉木代表は「高市内閣になって、党首討論でも共に関所乗り越えようと、お互い立場あるが、水面下で交渉やって、一定の結論を得る事ができたのは良かった」といい「関所を越える最大の通行手形は民意だと思う」と述べた。
今回の178万円の壁引き上げでは所得制限が残っているが、玉木代表は「665万円を越える方でも減税は行われるし、控除額自体は、去年から合算すると増えてますので、減税額としてはそんなに遜色ない形になっているので、交渉は大変でしたが、一つの経済的な負担を軽減する、トータル1・8兆円の減税を実現することができた」と胸を張った。
恵俊彰は「満額回答ではない、お互い譲っているが納得は?」と聞くと、玉木代表は「当日の昼まで決裂かと思った。18日午後5時に総理と合意しましたけど、その日の昼の1時ぐらいまでは膠着してダメだと思った。難しいと一瞬諦めたときもあった」と、合意はかなりギリギリだったと吐露。
玉木代表は「去年160万まで上げた話があったが、年収200万円以下、対象は4%、5%だったので、まず178万円までちゃんと上げることと合わせて、基礎控除104万までフルフル一杯まであげる方の対象を、できるだけ多くの所得階層に広げたいのが交渉の最後のポイント」だったと説明。
にも関わらず「一番最初に政府与党が持ってきたのは、分かった、上げるけど(年収)300万円以下だったんですよね。それはちょっと…200万円より上がっているけどさすがにどうなの?と」と、一番最初の自民党案を明かし「さすがにこの内容では納得できないと」と粘ったという。
その成果が「対象が4。5%から給与所得者の8割強まで広げられたのは交渉の最終的な結果です」と強調していた。
