あだち充氏「タッチ」「みゆき」連載時の記憶ない 画業55周年“南ちゃん”日高のり子とスペシャル対談

 「タッチ」「H2」などで知られる漫画家・あだち充氏(74)が18日、東京・池袋サンシャインシティで開催される「-画業55周年記念- あだち充展」(19日~1月14日まで)を訪れ、声優の日高のり子(63)とスペシャル対談を行った。

 初公開の原画など300点以上の資料を配し、連載中の「MIX」までを振り返る大展示会。この日はアニメ「タッチ」でヒロイン・浅倉南役を務め、音声ガイドの声を担当した日高とのトークで創作秘話を明かした。

 「みゆき」と「タッチ」を同時連載していた当時を振り返り、あだち氏は「その辺まで記憶にないところです。こんな仕事のペースでやっていたら長生きできないとは思ってました」と多忙すぎて覚えていないという。

 セリフではなく、情景や表情などの「間」で感情表現する叙情性が魅力のひとつ。意識的に取り組んだ技術だといい「感情をなんとか言葉にしないで伝える方法を考えるのが好きだったので」と持ち味になっている。

 一方で演じる側の難易度は高く、日高は「読むには最高なんだけど、演じるには大変だなと思いました。眉間にシワが寄りっぱなし。先生、今もシワが残っているのはそのせいですよ」と苦笑い。あだち氏は「アニメでできないだろうって表現方法を、ケンカを売るようにやってました。ご迷惑を」と謝っていた。

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