高市首相、台湾有事答弁は「慎重さ欠く不用意な発言だった」と「news23」コメンテーター 「思わず持論話してしまった」
TBSスペシャルコメンテーターを務めるジャーナリストの星浩氏がTBS系「news23」に出演。高市早苗首相が衆院予算委員会で「台湾有事は存立危機事態」と答弁したことについて言及した。
高市首相は7日、衆院予算委員会で、中国が台湾に武力で侵攻する事態「台湾有事」を巡り、安全保障関連法の規定で集団的自衛権の行使が可能となる「存立危機事態」に当たるかどうか問われ、状況次第で該当するとの見解を示した。「戦艦を使い、武力の行使も伴うものであれば、存立危機事態になり得るケースだと考える」と答えた。
この発言について星氏は「歴代の総理大臣は台湾というのは中国が『内政問題』だと言っているもんですから、具体的な地域の話は避けてきたわけですね」と、これまでの首相は明言を避けてきたと説明。「今回、それを高市さんが具体的な台湾有事が存立危機事態になりうるんだと、自衛隊の出動もありうるんだと明言したのは、相当踏み込んでいった発言だと思いますね」と述べた。
藤森祥平キャスターが「中国の方は今後、反発を強めてくるんでしょうか?」と中国側の出方について尋ねると、「中国側も高市さんがこうした発言、一種のシミュレーションの発言なんですけど、それを(今後は)慎むと言っているものですから、日本側のこれからの対応を注視していくんだと思います」と推測した。
続けて「日本もできればこれで打ち止めにしたいと思っていることは間違いないんですが、そうは言っても、高市さんがわざわざ具体的な話に踏み込んだということは私は慎重さを欠く、不用意な発言だったと思います」と見解を述べた。
藤森キャスターが「ちなみに高市さん、あえて言ったんですか、このタイミングで?」と発言の意図を尋ねると、「いや、恐らく高市さんは頭に用意してたんですけど、当時、(立憲民主党の)岡田克也さんにかなり詰められたもんですから、思わず自分の持論を話してしまったという事情だと思いますね」と解説した。
