ガガガSP「一生続けていく」 2月44歳で急逝のベーシスト追悼ライブで「アイツは最高の人生やった」

 桑原さんのパネル(左端)とともに演奏するガガガSP
 モニターには桑原さんの姿が映し出された
2枚

 2月に心不全のため44歳で亡くなったパンクバンド・ガガガSPのベーシスト・桑原康伸さんの追悼ライブが31日、神戸ワールド記念ホールで行われた。

 ライブではガガガSPと親交のあるBRAHMAN、四星球、マキシマム ザ ホルモンがステージを務めた。マキシマム ザ ホルモンのナヲは「正直、本当に実感がわいていなくて。たぶん(桑原さんが)ニコニコしていたんじゃないかな」と、率直な思いを語った。

 ガガガSPはトリで登場。ステージ上には桑原さんのパネルと人形が置かれ、ボーカルのコザック前田は観客を前に「きょうで自分たちの中でも桑原に対する決着がついた気がします。これだけのイベントができて、桑原のためにこれだけの人が集まった。それを考えたら、アイツは最高の人生やったと思います」と思いを口にした。

 アンコールでは桑原さんが作詞作曲した「はじめて君としゃべった」を披露。ステージの両サイドに設置された巨大ビジョンには、ドラムの田嶋悟士の発案で、桑原さんが同曲を演奏する映像が映し出された。

 前田は「桑原が亡くなったことで、一つだけ目標ができました。売れても売れなくても、一生続けていくということですよ!」と宣言。ライブが終わっても2500人を超える観客のほとんどが会場に残り、「クワハラ」コールを叫び続けた。

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