三谷幸喜氏「これって歌舞伎?」 6年ぶり三谷かぶきは「ガラスが割れるぐらいの笑いに満ちたコメディー」
劇作家で演出家の三谷幸喜氏(64)が20日、都内で開かれた東京・歌舞伎座「吉例顔見世大歌舞伎」(11月2~26日)夜の部で上演される三谷かぶき「歌舞伎絶対続魂(ショウ・マスト・ゴー・オン)幕を閉めるな」の稽古場取材会に松本幸四郎(52)、片岡愛之助(53)、中村獅童(53)、坂東弥十郎(69)、中村鴈治郎(66)と出席した。
6年ぶりの三谷かぶきは、三谷氏の主宰劇団「東京サンシャインボーイズ」の「ショウ・マスト・ゴー・オン 幕を降ろすな」が題材で、三谷氏は「歌舞伎座始まって以来のガラスが割れるぐらいの笑いに満ちたコメディーをやりたいと思った」と経緯を明かした。
三谷氏は「ここの歌舞伎役者の皆さんはコメディアンとして優れた人たちばかり。フルに生かして最高の喜劇を作りたい」とニヤリ。「これって歌舞伎?」と不安げに幸四郎に問いかけ、「ど真ん中の歌舞伎です」の返答にひと安心する一幕もあったが、獅童も「歌舞伎を最初に見る作品としてはいいと思う」と太鼓判を押していた。
