藤井聡太王座 99手で王座戦逆王手「少しでも実力を高めて第5局を迎えたい」
将棋の第73期王座戦5番勝負第4局は7日、神奈川県秦野市で指された。
先手の藤井聡太王座(23=竜王・名人・王位・棋聖・棋王・王将との七冠)が99手で挑戦者の伊藤匠叡王(22)に勝利。対戦成績を2勝2敗のタイに戻した。藤井王座にとって、負けると昨年4月の叡王戦5番勝負以来、2度目のタイトル戦敗退で、2年4カ月ぶりの六冠へ後退となる大事な一局。戦型は角換わりに進み、中盤まで互角のねじり合いが続いたが、最後は鮮やかに攻めきった。決着局となる第5局は、28日に山梨県甲府市の「常磐ホテル」で指される。藤井王座は「少しでも実力を高めて第5局を迎えたい」と話した。
