立憲安住淳幹事長 警戒した極右政党みたいなところがとったという点では欧米と似ている→乱暴な議論には私たちは与しない
立憲民主党の安住淳幹事長が2日、テレビ朝日「大下容子ワイド!スクランブル」に出演し、大下アナからの「次の選挙で勝つためには何が必要か」との問いに熱弁をふるった。
安住氏は「不思議なんですけど立憲民主党は参議院の比例がものすごく苦手なんです」と振り返った。「3年前も維新に負けてるんです。3年前なんてこの局もそうだけど、みんな次は第1党は維新だって維新の人ばかりテレビに出してたんです。ところが1年半たって総選挙やったらうちが150で維新が30でしょ。波はあるんです。ただし、政権を目指すとなると衆議院選挙なんです。そういう点では参議院選挙のように全国比例じゃなくて、ブロックブロックの小選挙区での戦いがベースになってくると、やっぱりそれは自民党と立憲民主党のように…」と持論を述べていると大下アナが「比例の票数のって出ますか?」と番組スタッフ側に求めた。
安住氏が「参議院ですか?」と尋ねると、大下アナは「いえ、こちらで準備したものがございます」と答えた。安住氏は「同じ700万票台で並んでるんです」と参院選の得票数を述べた。
番組が用意した参院選比例代表党派別得票数として、自民は約1280万票、国民が約762万票、参政が742万票、立憲が約739万票だった。
安住氏は「うちがものすごくむちゃくちゃ負けたわけじゃないけども…」と語気を強め、大下アナが「前回より増えたけれども国民と参政がすごく増えたということ」と応じると、安住氏は「いや、というよりも自民党の批判票に第1党はなるべきだったんだけども、そうなりきれなくて。どちらかというと、警戒した極右政党みたいなところがとったという点では欧米と似てるんです。この傾向は」と分析。「だからって思うんですけど、日本の政権を運営するときには中道穏健保守というのが絶対マストだと思いますよ。そこをはずして、80年前にあんな悲惨な戦争をして諸外国にご迷惑までかけてね、戦後こうやってやってきた道を踏み外すようなね、乱暴な議論には私たちは与しませんから。真ん中で国民の皆さんに理解してもらえる政党として自民党としのぎを削っていきたいと思っています」との考えを述べた。
