国民民主・玉木代表「他党にも同様の工作行なっていても不思議ではない」小泉陣営ステマ問題で私見「自民への信頼大きく揺るがす事案」
国民民主党の玉木雄一郎代表が27日、自身のXを更新。自民党総裁選に立候補している小泉進次郎氏の推薦人で、小泉陣営広報担当の牧島かれん元デジタル相の事務所が、陣営関係者にネット配信動画に進次郎氏を過度に賞賛する「やらせコメント」などを投稿するよう参考例文付きで指示していた問題について言及した。
この問題を巡っては、牧島氏が「総務・広報班」班長を辞任。小泉氏は、自身は知らなかったとしたうえで「参考例の中に一部行き過ぎた表現があった」などとして謝罪していた。
玉木氏は「小泉陣営の今回のステマ(ステルス・マーケティング)問題は、陣営だけでなく、自民党全体に対する信頼を大きく揺るがす事案だ」と私見。「牧島かれん議員は、小泉陣営の「総務・広報班」の班長を辞任したようだが、同氏は元デジタル大臣であり、現在の自民党のネットメディア局長である。今回のようなことが明らかになると、国政選挙でも、自民党はステマを行なっているのではないかと疑わざるを得なくなる」とも述べた。
続けて「自党の高市候補者に対してさえ誹謗主張めいた書き込みを指示していたのだから、他党や他党の候補者にも同様の工作を行なっていても不思議ではない。私や国民民主党だって、その対象だった可能性がある」と疑念を抱くと、「他国からの選挙に対する影響力操作(インフルエンス・オペレーション)に対抗しなくてはならない時に、政権与党が自国民に対してステマをやっているとしたら、お話にならない。今回、自民党は、思った以上に大きなものを失っている」と述べた。
