俳優・今田美桜（２８）がこのほど、都内で行われたＮＨＫ連続テレビ小説「あんぱん」（総合、月～土曜、前８・００）の取材会を行い、昨年９月から約１年に渡って行われた撮影が終了し、総括した。

　「アンパンマン」の作者・やなせたかしのモデル・柳井嵩（北村匠海）の妻・のぶを演じ切った今田は「最後にＯＫをもらった瞬間はホッとしました。涙があふれるシーンでより感情的にもなりって、振り返ると、あっという間でしたけど、全部ひっくるめて楽しかった」と感慨に浸った。

　７月３０日の第８８回放送では結婚を申し込まれ、長期間、夫婦生活を演じたことが胸に刺さったという。「誰かに思いやり、愛を持って、接していきたいなとのぶさんを通して思いました」と感慨深げに話し「私もこの先、そういう機会があれば、尊敬し合えたらいいなと。（嵩とのぶの）２人はとてもすてきだなと、この撮影を通して思いました」と理想の結婚にも触れた。

　終盤は晩年の、のぶを演じるため、老けメークで撮影に臨んだ。初めての７０代を演じ「こうやってシワを入れるのかとか、シミをとばすのかとか、楽しかった。自分のおばあちゃんも見て参考にしました」。大役を終え今、したいことについてや「お休みを頂けるので、あれば、どこかに行きたい」とリフレッシュ休暇を求めた。