【ポスト石破】国民・玉木代表 珍しくTV砲撃した自民総裁候補「先に約束したことやって」 「103万円の壁」因縁自民ラスボスの部下 合意反故なら連立拒否匂わせる
国民民主党・玉木雄一郎代表が18日、TBS「ひるおび」に出演。番組では自民党総裁選に向けた動きを特集した。
衆参ともに少数与党状態の現在、自民新総裁は誰が選出されても、総理大臣になれる確約はなく、政権を担っても野党との関係が不可欠。協力関係を結ぶ相手は事実上、国民民主か日本維新になると指摘されている。
番組で「ポスト石破、誰となら組める?」の質問に、玉木氏は「まずは紙まで作って合意した公党間の合意を守れるかどうか。まずは合意書。誠実に守っていただくというのが必要条件だと思います」と指摘。昨年12月に自民、公明、国民民主が「103万円の壁」などで3党合意。3幹事長が以下2点で合意書を交わした。
(1)いわゆる「103万円の壁」は、国民民主党の主張する178万円を目指して、来年から引き上げる。
(2)いわゆる「ガソリンの暫定税率」は、廃止する。
しかし、玉木氏は現状約束が守られていないと訴え、石破茂政権には一切協力しないと公言していた。
番組で、総裁選に出馬する小林鷹之氏が打ち出した「定率減税」について聞かれると、玉木氏は「今後の論戦で詳細を見ていきたいが、新しいことやるよりも3党の公党合意なんで、同じ所得税の減税だったら、まず約束したことをやってください」と牽制した。
小林鷹之氏は、国民民主の「103万円の壁引き上げ」の前に立ちはだかった「ラスボス」こと宮沢洋一会長が率いる自民党税制調査会の聖域とされる「インナー」と呼ばれる幹部。
