元SKE48江籠裕奈「見返せている」反対されたソロアイドルの道切り開いた 大胆写真集、シングル、31日ツアー開幕と活動加速
元SKE48の江籠裕奈(25)がソロアイドルとして急上昇の活躍を見せている。6月に3枚目シングル「Only Lonely」、今月6日には4作目で初の配信シングル「あつすぎる きみとサマー」をリリース。同20日には限界のカットに挑み、話題の3rd写真集「I DO Love」を発売した。8、9月にかけて東名阪ツアーも決まり、ソロ2年目で活動を加速させている。
SKE48時代は“天使”と称された江籠が大胆カットで注目を集めている。自身3冊目となる写真集でソロになってからは最初の一冊。「新しい私を見つけてもらえたらうれしい。これまでと変わらないところも好きだなと思ってもらえたら幸せ」と思いを込めた。
23年12月末にグループを卒業し、ソロアイドルとして活動を開始。今回は約1年ぶりのシングルでソロになって初めて作詞家の歌詞で歌唱に挑戦した。2000年代をほうふつとさせる懐かしさが漂うサウンドに江籠の繊細なボーカルが重なり、これまでと違う“アイドルソング”という枠に収まりきらない楽曲で新境地を見せ、「王道(アイドル)にこだわっているわけではないので、自分の幅が広がりそう」と手応えも得た。
4作目で初の配信シングル「あつすぎる きみとサマー」は世の中に数多くリリースされてきた夏曲とは少し違う。攻撃的でもなく、鋭利でもなく、今までこのジャンルにはなかった“癒し”が表現されている。「私にとって初となる夏ソングに会えない時間もお互いを思い合う、私とファンのみなさんの歌を作りました」とアピールした。
グループ在籍中からソロコンサートを開催するなど一人でのステージを積み重ね、SKE48から卒業してソロ2年目は東名阪ツアーが決定し、31日に初日の大阪公演(OSAKA RUIDO)を迎える。当初は「前例がなかった」ということからソロ活動を事務所からも反対されたが、今では順調な活動ぶりに「見返せている」と自信を持って言い切る。
グループ卒業後もソロアイドルという道を後輩に示すという使命感も持つ。「卒業後の進路として、みんな女優やタレントになったりしていく。でも、アイドルが好きでグループのアイドルになってやりきったその先にまたアイドルという道があってもいいと思った」と語り、「きっとそう思う人って他にもたくさんいる。そういう後輩に一つ新しい道が作れたらいいと。この道を切り開いて整え、認められればもっとアイドルの可能性は広がる」と見据えた。
今の目標には「どこの場所でライブをしたいとかではなく、ライブの数を多くやりたい」と答え、さらにソロアイドルを何歳まで続けたいのかと聞くと「年齢は関係ない」ときっぱり。「もう人生の半分以上をアイドルとして過ごしてきた。見ていただく人を幸せにするのが一番。そこは続けていきたい」。ファンへいつまでも笑顔を届けるつもりだ。
◇江籠裕奈(えご・ゆうな)2000年3月29日生まれ。愛知県出身。11年11月にSKE48第5期生としてお披露目。14年2月からTeam K2のメンバーとして活動。17枚目シングル「コケティッシュ渋滞中」で初選抜入りし、31枚目シングル「好きになっちゃった」まで選抜メンバー。23年12月31日でSKE48を卒業。好きな言葉は「かわいい」「継続は力なり」。身長162センチ。血液型O。
