双子コンビ・吉田たち 最高の“相方”と「THE SECOND」優勝 29日に覚悟の東名阪ツアー開幕

 一卵性双生児のお笑いコンビ「吉田たち」が、誰よりも結成16年以上コンビによる賞レース「THE SECOND~漫才トーナメント~」の王座を求めている。今年は決勝進出を果たしたものの、準優勝の囲碁将棋に惜敗。M-1グランプリでは8年連続準々決勝止まりなど全国ネット賞レース決勝に縁がなかった2人は、悔しさをバネに戴冠するべく東名阪ツアー「たち噺」(29日、愛知・大須演芸場で開幕)を開催する。結成19年目を迎え、2人の漫才熱はますます高まっている。

 吉田たちはあまりにそっくりで、人違いは日常茶飯事だ。兄のゆうへい(37)は「顔とかはホンマ僕らも全然違うって認識はありますけど、じゃあどこが?って言われたら、そういうことではないんすよね…」と吐露。それもそのはず、ゆうへいはほくろを除去し、弟のこうへい(37)はヒアルロン酸注入でほうれい線を消して、より似るために整形もしている。ゆうへいは「見分けつかない人は一生つかない」とし、「一応僕の方が髪の毛1センチくらいは長くしてます」と笑った。

 関西では数々の賞を獲得したがM-1には縁がなく、11度挑戦するもラストイヤーまでの8年間は全て準々決勝敗退。準決勝進出者の発表は誕生日の時期で、ゆうへいは「毎年ケーキの味がせんかった。今でも悔しい」と唇をかみ、こうへいは「8年連続携帯は布団に投げつけた」と続けた。

 そんな中、M-1ラストイヤーに「THE SECOND」が新設された。ゆうへいは「セカンド優勝したらえっかって気持ちに切り替わった」と語る。今年、全国ネットの賞レースでは初めて決勝に進むも1回戦で囲碁将棋に惜敗。悔しさはあったが、ゆうへいは「もう一回ここに戻って来なあかんなって強く思った」と、敗退直後から既に「次」を見据えるほどポジティブな気持ちで終えられたという。

 だからこそ今ツアーは「何よりセカンド優勝が一番」との思いで開催する。今年できたネタのみで構成する予定で、ゆうへいは「『そりゃあ取るんちゃう?』、『今年吉田たちちゃう?』とウワサされるような公演にしたい」と力を込める。

 高校卒業後、ゆうへいは即NSC入学を決断したが、こうへいははっきりせず。兄弟そろって大のお笑い好きだったことから、こうへいにも芸人への憧れがあったことは知っていたが、はぐらかされたという。願書に「相方がいれば」の欄があり、ゆうへいが「名前書くで?」と声をかけると「一応ええけど、おもろいやつがおったら俺はそいつと組むから」と返されたと暴露。ゆうへいがリードする形で2人の芸人人生は始まった。

 芸歴は19年目。予告していた「解散」はせずにいる。こうへいは「まあ信頼というか、ついていってはいますね」と淡々。「やっぱ段々ビジネスパートナーになってきましたね。一緒にいたらしんどい」と続けると、ゆうへいは「こいつはホンマ弟なんですよ」と半ばあきれ顔で笑った。

 取材でもそんな“らしさ”が垣間見えるが、双子漫才師として最前線を走る自負もある。ゆうへいは「今後出てくる双子コンビが『ボケ無いって』って言うようにはしたい」と宣言。唯一無二の双子として、口に出さずとも「最高な相方」とともに、M-1では届かなかった悲願の目標へ。視線は確かに頂点だけを見据えている。

 ◇吉田たち(よしだたち)1987年11月13日生まれ、堺市出身。一卵性双生児の兄のゆうへい、弟のこうへいで2007年8月結成。NSC大阪校29期。11年、14年「THE MANZAI」認定漫才師。17年、「第2回上方漫才協会大賞」大賞。「第6回ytv漫才新人賞」優勝。25年、「THE SECOND~漫才トーナメント~」決勝進出。ゆうへいは19年に新喜劇の井上安世と結婚し1児の父。こうへいは独身。身長177センチ、体重60キロ。

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