フィリピンで邦人2人射殺、日本人が依頼か?手付金は2万5500円 背景に銃社会の闇、元刑事が解説

 フィリピンの首都マニラで日本人2人が射殺された事件で、拘束されたフィリピン人容疑者が「日本人首謀者に殺害を依頼された」とする見解を警察当局が示したことを受け、元神奈川県警刑事で犯罪ジャーナリストの小川泰平氏が20日、デイリースポーツの取材に対し、見解を語った。

 現地の警察によると、事件発生は15日夜。マニラ市内の路上で41歳と53歳の日本人男性2人がタクシーから降車直後に、近付いてきた者に銃撃されて死亡した。容疑者として62歳と50歳の兄弟2人が18日に拘束され、警察当局は19日の会見で「容疑者が日本人首謀者に金銭で雇われていた」と説明した。一方、容疑者の弁護人は事件への関与を否定しているとも報じられている。

 小川氏は「殺人を依頼した者が日本にいるということですが、その者とフィリピンの旅行ガイドがつながりがあるということです。その依頼者は以前、フィリピンに行ったことがあると思いますので、この旅行ガイドの話によって、日本人の依頼者が誰かという人定に関しては、フィリピンに滞在した際、ホテルの宿泊関係から名前は出てくるのではないか」と推測した。

 また、同氏は「容疑者の兄が旅行ガイドで、弟が実行役と警察当局は説明しています。事件の構図として、旅行ガイドは自分の弟も含む知り合いに殺人の依頼を受けている者たちがいて、そこに間接的に殺人を依頼したとみています」と見解を示した。

 殺人の“報酬”は日本円で約2300万円とされ、その“前金”として2万数千円を受け取ったとも報じられた。

 小川氏は事件の背景について「日本人からしてみると、安い金額で殺人などを請け負う者が多いという話を実際に聞いています。今回も1万ペソ、日本円で2万5500円くらいの“手付金”で殺人を受けてしまったことになるが、報酬的には2000万円を超える莫大な金額を提示され、そこに色気を出して犯罪に加わった可能性が非常に高い」と指摘した。

 また、同氏は「根本的にあるのはフィリピンでは銃が比較的、誰でも容易に手に入るような環境が背景にあるというのは間違いない」と、背景にある“銃社会の闇”についても解説した。

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