竹野内豊 明かした苦悩 駆逐艦艦長役に「考えても考えても正しい答えが見いだせない」

 舞台あいさつを行った(左から)奥平大兼、竹野内豊、田中麗奈
 舞台あいさつを行った(左から)山田敏久監督、奥平大兼、竹野内豊、田中麗奈、長谷川康夫氏
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 俳優の竹野内豊が5日、大阪市内で主演映画「雪風 YUKIKAZE」(8月15日公開)先行上映会の舞台あいさつに、共演の田中麗奈、奥平大兼とともに登場した。

 太平洋戦争中に実在した駆逐艦「雪風」を巡る人々の運命と、懸命に生き抜く姿を描いた作品。同艦の艦長を演じた竹野内は「自国を守る駆逐艦の艦長という重責は想像を絶するもので、考えても考えても役作りの正しい答えが見いだすことができずに撮影に入っていった」と、苦悩を明かす。撮影が始まると徐々に悩みは解消されていったといい、「キャストの皆さん一人一人が自分を信じて演じられているのを見て、気付いたら艦長にさせていただけたな、という印象です」と、共演者へ感謝を伝えた。

 戦後80年の節目に戦争を題材とした作品に出演し、「私達は少しずつ、戦争の実体験を聞くことができなくなっています。人間というのは同じ過ちを繰り返すものですから、いけないとわかっていながらも戦争の現実味は薄れてきている」と危機感を口に。「生涯をかけて平和を伝えてきてくださった方々から、私達がバトンを受け取る時期だと思うんです。当時を生きた人々の心情が、映画を通じて皆さんの心の奥に残るといいなと思います」と、真剣なまなざしで観客に訴えた。

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