玉川徹氏「投票率が上がるのはいいことだと思っていたが」 投票行かなかった人が投票へ「社会にどんな影響を…未知数」

 元テレビ朝日の玉川徹氏が21日、テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」で、前日行われた参院選の結果に「今までは投票率上がるのはいいことだと思ってたが、果たしてどうだろうと」という不安を口にした。

 この日は前日に投開票だった参院選の結果を議論。自民党が大敗した一方、国民民主党、参政党が大きく議席を伸ばしたことも話題となった。

 玉川氏は今回の投票率が上がっていることに注目。「ここ10年、どんどん選挙に行かなくなった人が(選挙に)行った。そういう人、誰が行ったかを分析しないといけない」とコメントした。

 そして「今まで選挙に興味がない、政治に興味がない人がたまたまSNSショート動画を見て触れて」と、これまで選挙に行かなかった人が意識するようになったきっかけはSNSやネットではないかと分析した。

 「今までと全然違うのは、選挙に行く人は、政治とかの基本知識を持っている人が行っていた。5割ぐらいの人が。ところがそういうもの(政治の基本知識)がない、学校だって教えないんだから。近現代史、教えないんだから。そういうことさえ知らない、与党野党がどうなっているか知らない、そういう人がSNSで初めて触れて、それも全然違うところで、アルゴリズムで飛んできた、そういう情報に触れて、それに感化され、行動起こした人が相当数いるっていうこと」ともコメント。

 そういった人の投票行為が「社会にどんな影響を与えるか分からない。未知数」だとも述べ「今までは投票率が上がるのはいいことだと思っていたが、果たしてどうだろうと」と懸念。「これからの日本を考えた時に、10年後、振り返ったときに…という感じは思っているので、比例の投票は分析したい」と述べていた。

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