玉川徹氏、参院選の与野党公約に疑問「政治側が国民に媚びている」 有権者へ対しても持論「景気悪くないのにお金求める。このままだとじり貧」
元テレビ朝日社員の玉川徹氏が4日、テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」に出演。3日に公示された参議員選挙について持論を述べた。
番組冒頭で参院選について取り上げた。ANNの世論調査で最も重視する政策について、71%の人が景気・物価対策と答え、最も多かったことなどを伝えた。
与野党が現金給付や減税を公約に掲げていることについて、玉川氏は「政治側が国民に媚びているんじゃないかっていう感じがすごくするんですよね」と疑問を投げかけた。
景気・物価対策が最も重視されていることについても、「物価が安い方がいいでしょう、そりゃね。景気もいい方がいいでしょう。だけど物価にしても長い間デフレがずっと続いて、政治の世界はデフレからの脱却ってずっと言ってたんですよ。それがインフレになった途端に、インフレやばいやばいって言って、金配りますって、何かおかしいなと」と話した。
「景気も2020年を底に今ずっとプラスなんですよ。景気悪くないんですよ。悪くないときに景気の問題だって言って、お金を求めたりするっていうのも、これどうなんだろうなろうって僕は思うんですよ。じゃあ、ずっとお金配ったり、減税しなきゃいけないじゃないですかって話になると思うんですよ」と有権者側についても指摘した。
さらに「我々有権者はほんとにそこ求めているのかと。求めている人はいますよ。求めてる人はいるけど、もっとほかのものを本当は求めてるんじゃないかって、僕は思いますね。そういうふうなところをくみ取って、政治側が選択肢を提示しなければ、いつまでたったっても目先のことしか政治が提供しない、国民も求めないっていう状態が続いて、このままだとじり貧かなと思いますね」と私見を語っていた。
