BTSの生みの親 金融当局が詐欺的不正取引の疑いで検察へ告発と現地報道 HYBE創設者バン・シヒョク会長
BTSやTOMORROW X TOGETHERらを擁するプロダクション・HYBE(ハイブ)の創設者であるバン・シヒョク会長について、韓国金融当局が詐欺的不正取引の疑いで検察へ告発することが明らかになったと9日、現地メディアのスポーツ京郷などが報じた。
記事によると、金融委員会傘下の証券先物委員会は16日に定例会議を開き、バン会長に関する告発案件を最終処理する予定だという。
バン会長は2019年から20年まで、HYBEの企業公開(IPO)を準備しながら、既存投資家には「上場計画がない」と案内した疑いが持たれている。また、知人が設立したプライベート・エクイティ・ファンド(PEF:非公開株式への投資を行うファンド)に既存投資家のHYBE株式を売却するよう誘導し、当該PEFと売却差益の30%を共有する契約を結んだとされる。この契約内容は、HYBEの証券申告書に記載されておらず、バン会長がPEFから清算された利益共有分は、4000億ウォン(約400億円)にも達すると伝えられた。
HYBEは、これらについて報道資料を通して「現在提起されている事案について、詳細な説明と資料を金融当局および警察へ提出し、事実関係確認に積極的に協力している」「時間がかかっても、弊社の上場が関連法規の規定を順守して行われたことを、誠実に訴える」と伝えたという。
