世良公則 参院選出馬も街頭演説決まらず 人員「十分確保できない」 芸能人応援は「SNS中傷に仲間晒したくない」控える意向
参院選(3日公示、20日投開票)に大阪選挙区(改選数4)から無所属で立候補する意向を示していた歌手で俳優の世良公則が3日、大阪市内のホテルで個人演説会を行い、改めて出馬を表明した。
会場に有権者を招くことはかなわなかったが、演説会の冒頭、無所属での出馬について「これは本当に高い高いハードルです。これを少数精鋭で戦っていきたい」と、決意を語り、これを選挙戦の“第一声”とした。
立候補の動機については「30年間、停滞しているな、停滞しているな、で、世の中が進んでいる。物事を中心で決めている方々がどこを向いているんだろう、と。それを問いかけていくのは我々国民にかかっている問題」と語り、「この国を輝かせるのも一人一人の皆さんの力です。社会を、国を変えるのは自分の力が必要なんだということを思い出して欲しい」と、力強く呼びかけた。
また、選挙区である大阪が抱える問題について「抑制の効いていないオーバーツーリズム」を挙げた。「外国のお客様が大勢いらっしゃることで街が潤い、盛況になる」としつつ、「ただ、ルールやマナー、地元の人たちとのトラブルをおこさないための指針、環境作りがなされていない」と、問題点を語った。
1日の出馬表明会見後には、自身のSNSにメッセージを投稿。その中で「様々な調整に時間を要し街頭演説等に関して行う事が叶いません」としていた。この日は「いろんな条件をクリアするだけの人員配置が今のところ十分に確保できない」と、その理由を説明しつつ、「まだまだ準備が整っていないが、スタッフもいろんな努力をしてくれている。(街頭演説実施を)目指していきたい」と、語った。
今後の選挙活動については「SNSを利用して、なるべく細かくいろんなテーマについて考えを発信していきたい」とした。また、芸能界の友人らによる応援については「一緒に行動することで彼らを何かしらの不都合や批判、中傷にさらすのは本意ではない。特にSNSの世界の中での無責任な攻撃に仲間を晒したくない。今のところは僕の方からは控えようと思っています」と慎重な姿勢を見せた。
