指揮者の村川千秋氏が死去 93歳 山形交響楽団を設立 弟は映画監督の村川透氏

 山形交響楽団は26日、同楽団創立名誉指揮者の村川千秋氏が25日に肺炎のため亡くなったと発表した。93歳。

 村川氏は33年1月1日、山形県村山市出身。東京芸大で作曲を池内友次郎氏に師事し、63年に渡米、インディアナ大学院で指揮を専攻する。この時期に、シベリウスに傾倒していく。

 66年に帰国し、東京交響楽団で指揮者デビュー。72年に東北初のプロオーケストラとして山形交響楽団を設立し、音楽監督兼常任指揮者を務める。01年から同楽団創立名誉指揮者に。

 最後のステージは5月18日、故郷の村山市でのステージ。亡くなる1カ月前まで情熱的にステージに立ち続けた。

 弟は松田優作さんの映画「野獣死すべし」や、テレビドラマ「探偵物語」「あぶない刑事」などを手がけた村川透氏。

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