前田敦子、仰天の映画武者修行を振り返る AKB卒業後は「3年間ぐらいみっちり予定詰めて1日3本4本ハシゴ」道玄坂ダッシュした
俳優の前田敦子(33)が21日、東京・角川シネマ有楽町で上映されている「若尾文子映画祭」でトークショーを行った。
同映画祭は、前田が「永遠の憧れ」という邦画黄金期の大スター、若尾文子(91)が大映時代に出演した映画36本を上映するもので、トークショーは代表作「妻は告白する」(1961年)の4K版が上映された後に行われた。
前田はAKB48卒業後の日々を振り返り、映画館で古典を見るという経験は「違いましたねえ」と断言。「20代…21(歳)でAKB卒業して、そこからまずやったのが名画座巡りだったんですけど。3年間ぐらい、みっちりクリスマスまで全部予定を詰めて1日3本4本はしごしてたんですけど。すっごいハードでした、メチャクチャ忙しかったです毎日」と、驚きの映画武者修行時代を回想した。
アイドル時代よりある意味忙しかったといい、「その時の私、アイドルの忙しさが慣れちゃって元気だったんですねえ。その元気を全て映画に見に行くのに充てたんだと思います。ダッシュダッシュでしたよ。渋谷の道玄坂ダッシュみたいな。女優のそういうお友だちがいたので、すごいいい青春を送れたなと思うんですけど、ホントに恋してましたね映画に。いっぱい見て良かったってホントに思います。若いうちしかアレはできなかったなと。4本もハシゴなんてなかなかのことしてたなって」と、エネルギッシュな映画三昧の日々を懐かしんだ。
当時は1日3本、4本とハシゴするため、食事は映画館で済ませていたという。「名画座って何でも持って来てて良かったりするんですよね。ご飯持ってっていい所とかいっぱいありましたよね。今はダメになっちゃってるかもしれないですけど、そういう所を利用して食べました。ビール飲みながら見てるおじちゃんたちの間に挟まれて。皆さん映画にしか興味がない人たちだと思うんで。全然(バレない)です」と振り返った。
また、「意外と芸能界の方にもお会いしましたよ」といい、「お笑い芸人さんとか一人で見に来てたりとか、あ、映画好きなんだこの人、みたいな発見がけっこうありましたよ。うれしかったですね。あ、これ見に来てるんだ、いいセンスしてるじゃんとか内心思いながら、一人で納得いってました」と、同志を見つけた喜びにひたっていたという。
