TOKIO・国分太一 無期限活動休止 日テレ「ザ!鉄腕!DASH!!」内でセクハラか 「考えの甘さや慢心が原因」
TOKIOの国分太一(50)が20日、無期限活動休止することを、所属する株式会社TOKIO、エージェント契約を結ぶSTARTO ENTERTAINMENT社が発表した。TOKIO社のサイトでは「コンプライアンス違反が判明」と理由を説明。レギュラー出演する「ザ!鉄腕!DASH!!」を制作・放送する日本テレビは、福田博之社長が会見を行い、降板を発表。詳細はプライバシー保護の観点から明かさなかったが、セクシュアルハラスメントに該当するような内容だったことが分かった。
国分のコンプラ違反行為は、セクハラに該当するような内容だった。
無期限活動休止発表に際し、国分は「長年の活動において自分自身が置かれている立場への自覚不足、考えの甘さや慢心、行動の至らなさが全ての原因です」と反省と謝罪の言葉を発表。ただそこに、何があったかは記述されていなかった。
各所からの発表は空転した。発表に先立ち会見した日本テレビの福田社長は「刑事事件にあたらない」と複数のコンプライアンス違反事案があったとは認めたが、プライバシー保護の観点を理由に活動休止に至った具体的な内容は「お答えを控えさせていただきます」を連呼した。
関係者によれば、降板が決まった「ザ!鉄腕!DASH!!」の番組内で日テレのハラスメント憲章に抵触する事案があったというが、福田社長は被害者の有無も含めて「申し上げられません」と明言を避けた。
STARTO社や株式会社TOKIOも、日テレ同様に問題事案の詳細を示さなかった。
ファンにとっても衝撃は大きい。これまでスキャンダルとは無縁で、テレビ東京系「男子ごはん」などで手料理に励むなど温和なイメージが浸透していた。グループ愛も強く、18年にTOKIOの元メンバー・山口達也氏が強制わいせつ容疑の不祥事を起こした際には「どう向き合うのか見守りたい」「どんなことがあっても連帯責任」と口にしたこともあった。
株式会社TOKIOでは取締役副社長を務めた。自然を生かして多目的なプロジェクトを行う福島県南部で展開する「TOKIO-BA」では運営会社社長にも就任していたが、同社も「期間を定めず休止・休園することを決定いたしました」と発表した。
「-DASH!!」の長期企画で縁ができた福島県の復興事業や特産品も積極的にPRしてきた。その福島県の担当者はデイリースポーツの取材に「情報を収集しているところで、コメントを出せる状況ではありません…」と衝撃の大きさをうかがわせた。
詳細は明かされなかったものの、メンバーやファン、関係者を裏切ってしまったことは事実。「期限を決めずに全ての活動を休止し、自分を見つめ直させていただきます」。コメントの中に深い悔恨の思いがのぞいた。
【国分太一のコメント全文】
このたびの件に関しまして、関係各所の皆さま、応援し続けてくれているファンの皆さまに多大なご迷惑をおかけしたことを、心よりおわび申し上げます。長年の活動において自分自身が置かれている立場への自覚不足、考えの甘さや慢心、行動の至らなさが全ての原因です。期限を決めずに全ての活動を休止し、自分を見つめ直させていただきます。改めて、ご迷惑をおかけしましたことを、重ねておわび申し上げます。
TOKIO 国分太一
◆国分太一(こくぶん・たいち)1974年9月2日生まれ、東京都出身。88年に事務所入所。TOKIOのキーボード担当として94年、シングル「LOVE YOU ONLY」でCDデビュー。同年、「八神くんの家庭の事情」でドラマ初主演。05年、「ファンタスティポ」で映画初出演初主演。15年に3歳年下の一般女性と結婚し、16年に第1子女児、18年に第2子女児が誕生した。21年、メンバーの城島茂、松岡昌宏とともに「株式会社TOKIO」を設立し、副社長に就任。22年には新プロジェクト「TOKIO-BA」を始動させ、同時に「株式会社TOKIO-BA」の社長に就任した。血液型O。
