俳優的場浩司（５６）が１８日放送のＡＢＣテレビ「これ余談なんですけど…」に出演した。

　番組で「言われて最もヘコんだ言葉」が話題になると、「ヘコんだというか怒りの方が強かったけど」として１９歳でデビュー間もない頃に、渡辺徹さんと共演機会があり、ご飯に連れて行ってもらい、撮影合間には芝居を教えてもらっていたと説明。徹さんがチェアに座り、的場が地べたに座って教わっていると、通りかかったスタッフに「おい、ウジ虫が神様と話してんじゃねえよ！」と凄まれたと明かした。

　スタジオは「ええっ！？」「なにそれ？」と騒然。的場は昭和の撮影所は、そういう空気だったといい「俺は落ち込むというよりはカチンときて、コイツ、いつか………と思って」と一部を飲み込んで語り、濱家隆一が的場が省いた３文字を言うと、的場は「昨今、僕もコンプライアンスって言葉を覚えた」と笑わせた。

　的場は「濱家が言った言葉も頭に浮かんだけど」として、「一番は、いつかコイツに、的場さん仕事をお願いしますって言わせてやる」だったという。

　結果「言わせたよ」と、５～６年後に「そこの会社からオファー貰って、現場行ったらそいつがいて」と説明。相手から「的場さんどうもご無沙汰してます。今回、お世話になります」と言われたという。

　「それまでは、こいつに会ったら何言ってやろうか」と考えていたそうだが、実際に会うと、「こいつに言われたから、俺頑張ってここまで来たのかな」と思ったとも明かした。

　「感謝の気持ちもあって」として、相手に「気にしなくていいですよ。前みたいに的場って呼んでくださいよ」と言ったと明かし、森公美子が「ウジ虫でもいいですよって言わなかったんですか？」と突っ込んで爆笑が起こっていた。