シンガー・ソングライターの奥田民生（６０）と、歌手の吉川晃司（５９）によるユニット「Ｏｏｏｃｈｉｅ　Ｋｏｏｃｈｉｅ」が１７日、都内で広島県の新大型プロジェクト「ＯＫ！！広島（おいしいけぇ、ひろしま）」の記者発表会に登場した。

　地元愛にあふれていた。ユニット結成を発表した２月以降、そろってのイベント参加は初となったが、同じ１９６５年生まれの広島出身者同士は息ピッタリ。地元を盛り上げる応援団長に就任し、奥田が「高校の時は応援団やっていたんやけど」と話すと、吉川は「ほんまに、いろいろやっとうね。全然応援団のイメージないじゃろ」と広島弁でツッコミを入れた。

　全国区で活躍する２人だけに、吉川は「プロっぽい感じになると（広島弁が）出づらい」と苦笑いするが、イベント中には一人称が「ワシ」となるなど、軽妙に方言でのトークを展開。吉川は「同級生と東京でご飯を食べていても、店員さんから『ケンカは外で…』と言われる」と苦笑いし「荒っぽく聞こえるかもしれないですが、盛り上がっています」と笑った。

　広島の豊かな食文化を伝えるプロジェクト。吉川が「おいしいものはたくさんありますが、そのプロセスでいろんな人の情熱がある。広島愛にあふれるうまいものを紹介したい」と語れば、奥田は「何というか、地味のままでいてほしいというものも多いんですが」と率直に語った上で「だからこそ（広島に）“いってみんさいよ”」と呼びかけていた。