自民党の田村憲久議員が１５日、フジテレビ系「日曜報道　ＴＨＥ　ＰＲＩＭＥ」で、自民党が打ち出した２万円給付金について、批判は「予想している」とし、「物価高対策だ」と主張した。

　田村議員は、今回の給付金対策がバラマキではないかという声には、以前、この給付金案を検討して引っ込めた時に「世論調査を当時したときに、現金給付はバラマキだという声はありました。今回現金給付をしたとしてもこうなるだろうと、我々は予想していたので」とコメント。

　そして「選挙目当てというより、このように批判があるわけですから、物価高騰で賃金が追いついていない、こういうときに、今回だけとなるか分からないが、それを何とか補おうという意味で現金給付をやらせていただいている」と説明。「逆に言うと、賃金が上回りだしたらこういうことはやらないということになっていくから、物価高騰対策、賃金が追いつかない間、このような形でやらせていただいているということ」と語った。

　選挙まで日がない中で、もう一度給付金案を出したため、バラマキという意見が多いのでは？と指摘されると、「選挙の争点にはなりますから何も言わずに配るわけにはいかない、近ければ近いほど選挙が。ちゃんと言ってその後、政権運営をしていかなければならない。もちろん選挙の審判はいただきますけども。この時期、国会の最終盤になりますから、このような形で公表とされたと思います」と述べていた。

　田村議員は元厚労大臣。娘はＴＢＳの田村真子アナウンサー。