歌手のアイナ・ジ・エンド（３０）が１４日、都内で初のフォトエッセー「達者じゃなくても」（幻冬舎）の発表会見を行った。

　３０年の歩みを、自らの文章でつづった一冊となった。お気に入りの箇所は「胃っ君」と題した一編だという。「実体験なんですけど、私が２０台前半で無理なダイエットをしていて、結構断食してたんですよ。多い時で４～５日なにも食べないみたいな」と苦笑い。「そんなダイエットをしていた自分が、ダイエットに疲れていきなり焼き肉とかパンケーキを食べるんですよね。そしたら胃がどうなるか、胃の気持ちになってみよ～というテーマで書いた」と説明した。

　そして、本を持つと「胃の声がこちらです」と口調を勇ましく変え、「突然ご飯が届かない、驚くだろう。『俺たちの仕事ないやん！でもありがたいなあ！いきなりの長期休暇、最高！』」と胃の声を熱弁。「こういう感じで胃が言っている瞬間がある。良かったらこちら、あなたの頭の中で再生してもらえたらいいかなと思います」と笑って呼びかけた。