千尋が明律大に行っていれば…「あんぱん」神回にネットは「虎に翼」重ね 千尋の願いが寅子とリンク【ネタバレ】

 12日に放送されたNHK連続テレビ小説「あんぱん」では、千尋(中沢元紀)が兄・嵩(北村匠海)に本心をぶちまける。ネットでは千尋の願いが、昨年放送の朝ドラ「虎に翼」とリンクすると涙する声も上がった。

 この日の「あんぱん」では、千尋が嵩を訪ね、兄弟で語り合う。千尋は京都帝大の同級生が海軍に志願すると聞き、仕方なく自分も志願。対潜学校に入れられ、駆逐艦に乗る訓練をたたきこまれたという。5日後には佐世保から南方へ、駆逐艦に乗って出発するという。

 千尋は最後に「この戦争がなかったら、わしは法学の道を究めて、腹を空かせた子どもらあや、虐げられた女性らあを救いたかった」との願いを吐露。「この戦争さえなかったら…」と繰り返し「愛する国のために死ぬより、わしは愛する人のために生きたい!」と絶叫する。

 千尋の願いは、昨年放送の朝ドラ「虎に翼」でも丁寧に描かれた部分だった。「虎に翼」は、女性初の弁護士の1人となった三淵嘉子さんがモデル。戦後、ヒロインの寅子は女性の当たり前の権利を求めて精力的に動いていき、寅子の明律大学の同級生のよねは、親を亡くした子たちの面倒をみる。まさしく、千尋が願っていた法で人を救うことを行っていたのだ。

 ネットでも千尋の願いに「虎に翼」を思い出す人も多く「千尋も明律大に行っておけば海軍に志願しなかったかも」「千尋の本心。虎に翼を先に観ているから、ザクザク刺さった」「もし無事に帰って来ていたら、虎に翼の登場人物たちと一緒に法律の仕事していたかもしれない未来線あったのかなあとじわじわ涙腺が」「法学の道に進んで戦争を生き延びた人のことを虎に翼を見たお陰で知っているから、余計に、千尋ちゃんが歩めなかった道がつらい」などの声が上がっていた。

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