山尾志桜里氏 W不倫疑惑は答弁拒否 「過去についての説明をしたい」と言いつつ「控えさせて下さい」連発 参院選に国民民主から立候補

 国民民主党から参院選比例代表に立候補する山尾志桜里元衆院議員(50)が10日、国会内で出馬会見を行った。約2時間半の会見では、出馬の経緯や掲げる政策などに加え「過去についての説明をしたい」と語り、2017年に週刊誌で報じられた既婚男性とのW不倫疑惑について「当時の自分の行動、ご指摘を受けた際の対応、極めて未熟だったと反省しています」と謝罪。ただ疑惑については「あらたに言葉を紡ぐことはご容赦ください」と詳しい説明は避けた。

 5月14日に国民が擁立を発表後、SNS上で不倫報道などが蒸し返されるなど批判が殺到。会見の冒頭「出馬の経緯、実現したい政策、過去についての説明をしたい。なるべく多くの人に、質問の内容が尽きるまで丁寧にお答えしたい。それは現職の議員時代に欠けていた姿勢だったからだ」と切り出し、多くの有権者が持つ疑問に答える姿勢を見せた。

 民進党時代に発覚した多額のガソリン代請求については、元秘書が不正を認めていると強調した上で「説明はしたがしゃくし定規、説明がきちんと伝わっていなかったと感じました」と語った。また、2021年に報じられた国会議員が無料でJRに乗車できる「特殊乗車券」(議員パス)の私的利用は事実を認めたが「SNSであいまいな謝罪となって、情けない謝罪だったと反省しています」と述べた。

 ただ、W不倫疑惑についてはかたくなで「控えさせてください」を連発。「現在、報道を受けた方とは、私生活でも仕事の面でも特段の交流はない」と別離を明かし、当時の対応などについて反省を口にした。それでも報道陣からあらためて男女の関係にあったかと問われると「8年前に会見で言ったこと、それがそのまま事実」として「申し訳ないですが、この場で新しく言葉を紡ぐことはご容赦してください」と何度も回答。「それは答弁拒否ですよ!」と怒号を飛ばす記者もいた。

 また不倫が事実と反するならば、名誉毀損(きそん)で週刊誌を訴えないのかという問いには「いろんな影響を考えて訴えることはしませんでした」と返答。「民法上の不法行為(不倫)をした人物が、国会議員にふさわしいと考えるか」という質問には「抽象的な質問で、正確なお答えができない」と述べた。

 党の支持率が急落している状況に「少なくとも自分に一因があるんだろうと思う」と語った山尾氏。「再起のチャンスをいただくべく全力で頑張りたい」と語る山尾氏の言葉は、有権者にどのように響くのか。

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