徳光和夫アナ「言葉にはできない喪失感」世代を超えて愛されたスターが憧れるスター 生放送で心境吐露

 プロ野球・巨人で選手、監督として活躍し、球界の枠を超越した戦後最大のスーパースターだった長嶋茂雄さんが3日午前6時39分、肺炎のため都内の病院で死去した。89歳。千葉県出身。芸能界とも華やかな交友関係を持っていた国民的ヒーローを、フリーアナウンサーの徳光和夫(84)ら、多くの芸能人が追悼した。

 憧れのスーパースターとの別れに、徳光はショックを隠せなかった。

 長嶋さんに憧れて立教大に進学し、大の巨人・長嶋ファンとして知られる徳光は、古巣の日本テレビ系「news every.」(月~金曜、後3・50)に生出演。

 「僕は長嶋さんのおかげで今日があるようなもので、日本テレビに入れたのも、長嶋さんの一挙手一投足を追いたい、アナウンサーになりたいという気持ちがそうさせてくれた」と振り返り、「本当に第一報は悲しかった。自然に涙がわいてきた。言葉にはできない喪失感。偉大なものを失ってしまった」と声を落とした。

 番組内では前日2日が長嶋さんの父の命日だったことを明かし「お父さんが亡くなられる時に『プロ野球選手になるんだったら日本一になれ』ということが遺言になって、長嶋さんは野球人生を始められた」というエピソードを披露。「翌日に長嶋さんが逝去される。しかも(今年は)昭和100年ですもんね。昭和を代表するスーパースターですよね」と沈痛な面持ちで言葉を紡いだ。

 ミスタープロ野球の旅立ちと、憧れの人を追いかけ続けた自らの人生に「ありがとう、という言葉を、頭を下げてずーっと。本当にありがとうございますと、それだけですね」と言葉を絞り出し「本当にいろんな人たちに影響を、好影響を与えた長嶋茂雄さんです。それは間違いなく言えますね」と瞳を潤ませた。

 同番組の出演後は、同局系「緊急特番 ありがとう長嶋茂雄さん ミスタープロ野球 永遠に…」(後7・00)にも出演。訃報は同局のプロデューサーからの電話で知ったといい、「寝てたんですけど、受話器を持ったまま、持ってたら涙が込み上げてきて。涙の後に、不思議な気持ちに襲われたんですけど、何とも言えない喪失感が。午前中は何もできませんでした」と、衝撃の大きさを口にしていた。

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