尾上菊五郎「七っちゃん、八っちゃん」 襲名披露興行「六月大歌舞伎」史上初めて2人の菊五郎が並び立つ

 八代目尾上菊五郎(47)と六代目尾上菊之助(11)の、五月に続く襲名披露興行となる東京・歌舞伎座「六月大歌舞伎」が2日、初日を迎え、襲名した2人、八代目の父の七代目尾上菊五郎(82)、片岡仁左衛門(81)、中村梅玉(78)、市川團十郎(47)、尾上松緑(50)が口上を述べた。

 史上初めて2人の菊五郎が並び立つことで、七代目は先日、仁左衛門になんと呼んだらいいかを聞かれて「七っちゃん、八っちゃん」と答えたものの「まだ一度もそう呼ばれておりません」と、持ち前のユーモアを交えて笑いを誘った。

 夜の部の「暫」では鎌倉権五郎景政(團十郎)が花道で、二人菊五郎が並び立つことを「めでたきこと」と祝福。昼の部の「寺子屋」「お祭り」でも襲名を祝う言葉が織り込まれていた。

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