玉川徹氏 東大院教授らの接待強要に「過剰になったことに今回の特別感がある」「東大のブランド使わせてやってる」

 元テレビ朝日社員の玉川徹氏が19日、テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」に出演し、東大大学院の男性教授ら2人から高額な接待を強要されたのに共同研究の契約を解除されたのは不当だとし、化粧品の研究開発をする業界団体「日本化粧品協会」などが、東大と教授らに約4200万円の損害賠償と研究再開を求めて東京地裁に提訴したことに言及した。

 番組では、同協会の代表者が、教授らから高級フランス料理店に呼び出され、食事の会計約15万円を支払わされたことなどを伝えた。他にも銀座の高級クラブなど一晩で100万円以上、タイで風俗店での接待を求められたことを詳報。国立大学の教職員は「みなし公務員」で職務に関連した接待を受けると収賄罪になる可能性もあると伝えた。

 玉川氏は意見を求められ「特任教授とか、特任准教授という肩書なんですけど、けっこう多くの場合、大学の外から資金が出るような研究に対してこういう肩書が出るということがあるみたいですね」と述べた。続けて、「今回は美容の研究。大学の内部資金で、例えば皮膚科とかで研究をするときにはなかなか通りにくいテーマだと思うんです。化粧品とかの研究に関しては大学の外の研究としてはしたいと。そういうときに東大というブランドが欲しいというのがあるんでしょうね」と分析した。

 玉川氏は「だから余計に教授側からすると、そのブランドを使わせてやってるんだからという部分があった気がします」とし、「プラス、これだけ過剰な要求ということですけど、まったくそういうものがなかったらいきなりこういう過剰な要求はしないかな。インタビューのなかでも『おごられ慣れてる感があった』と」と、協会側が教授らに持った印象として使った「おごられ慣れてる感があった」という言葉を引用。

 玉川氏は「みなし公務員だから厳密にはダメなんです。(接待が)あるんだろうなと思わせますね、こういうことは」と普段から接待があるのではと推測した。「通常、こういうことは少なからずあって、今回は東大のブランド使わせてやってるんだから分かってるよなということがなかったかと、そういうふうに思います。過剰になったことに今回の特別感があるんじゃないかという気がします」と東大教授らが要求しすぎたのではと分析した。

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