81歳の片岡仁左衛門「いつまでできるかわからない」体調は万全も「あんな元気だったのに、となりかねない」

 歌舞伎役者の片岡仁左衛門(81)が13日、大阪市内で「尾上菊之助改め八代目尾上菊五郎襲名披露 尾上丑之助改め六代目尾上菊之助襲名披露 七月大歌舞伎 関西・歌舞伎を愛する会 第三十三回」(7月5日初日・大阪松竹座)の取材会に出席した。

 夜の部「熊谷陣屋」で熊谷次郎直実役を務める仁左衛門は「襲名の彩りで出させていただきます」と、意気込み、八代目菊五郎に「これからの歌舞伎を背負って立つだけのものを持っていますよね。楽しみです」と、大きな期待を寄せた。

 一方で「私もいつまでできるかわからないんです、こういう大物は」と、少し弱気な発言も。今回は中村錦之助とのWキャストとなり「夏場で続けてやるということで、万一のことがあってはいけない、ということで錦之助さんに助っ人を頼みまして」と説明。「これから3、4年先になったら、私がどういう状態になっているかわかりませんので、見ていただく方も、これが最後とは申しませんけれども、見納めになるかも分からないという気持ちで見ていただけるとありがたい」と、歌舞伎ファンへ語りかけた。

 しかし、現在の体調については「元気ですよ」と言い切る。「先輩方を見ていても、あんなに元気な方が急に、とか。私の年代でも下でも亡くなってますから、私もあんな元気だったのに死んじゃった、なんてなりかねへんからね」と、笑いながら真意を説明。真夏の公演に向けても「私は実にええかげんでね。なんとなく自然とやっているだけ。さあ夏だからとか、そういうのはないですね」と、自然体での完走に自信を見せた。

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